風になるためにモンゴルに行く
果てしなくつづく大平原を風のように駆けぬけるには、やはり馬に乗るのが一番。乗馬初心者でも、数日で(人によっては乗った瞬間から)馬に乗って走ることができます。あまりに平原が広くひらけているので、カーテンのようにせまってくる雨の様子がみえ、馬でかけて逃げることができるんです!
モンゴルの馬は小ぶりで気だてがいい
馬たちはシーズンオフは野生に返すそうですが、驚くほど上手に調教されています。体が小さく細身で、性格も温和なので、サラブレッドや日本の木曽馬、道産子と比べても本当に乗りやすかった印象です。
休憩中は馬同士で寄り添ったり、首を背に乗せあったり、親子でなくても馬は仲良しです。人間のように相性などはないのでしょうか・・・?
動物・生き物が群でやってくる
散歩でもしようかと草むらに足を踏み入れたとたん、バッタの群が一気にぶわっと飛び立ちます。休憩しようと地面に寝転び、そのまま昼寝してしまったときは、いつのまにかヤギの群に取り囲まれ、身動きができない状態に。ベニヤ板で囲まれた簡易トイレでは、突然、轟音と振動に襲われ、「まさか地震!?」と思ったら、牛の群がトイレに体当たりしながら大移動中でした。モンゴルの大平原の中でこそ体験できる、そんなハプニングも醍醐味(笑)。
テントの寝泊まりはベッドもあり快適
宿泊は、ゲルと呼ばれるテントでした。中には木製のベッドとテーブルがあり、なかなか快適です。
これは救急ゲル。デザインが可愛いですね。
「今日は丘の向こうの家に馬乳酒(現地のお酒。自家製のものは発泡したカルピスのような感じ。これがじつに美味!)を飲ませてもらいに行こう」とか、「今日は近くの街にアイスを買いに行こう」など、大平原をいっぱいに感じて、心が欲するままに過ごす。感じるままに馬に乗る毎日は至福のひととき。
乗馬トレッキングは基本的に夏限定で、4月〜10月末まで楽しめます。
[All Photos by Aya Yamaguchi&shutterstock.com]
Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
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