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繊細なメキシコを味わう、チレス・エン・ノガダ

Sep 25th, 2013

メキシコ料理とは、先スペイン期の先住民たちが受け継いできた材料とスペイン侵略時に持ち込まれたヨーロッパの料理法が組合わさった究極のフュージョン。メキシコという国ができて200年あまりですが、メキシコ料理は数千年以上前から続く先住民たちの叡智があってからこそ生まれた食文化であり、その歴史と豊かさにより、2011年にユネスコの世界無形文化遺産にも登録されました。

メキシコ料理というと、肉などの具をトルティージャ(トウモロコシの粉でできた薄焼きのパン)に包んだ軽食、タコスに代表されるような豪快で手軽な料理をイメージされる人が多いかもしれませんが、実は、メキシコ料理には複雑で繊細なものもあるのです。

そんなメキシコ料理を代表するのが、毎年9月15日にメキシコ独立記念日に食べる「チレス・エン・ノガダ」(または「チレ・エン・ノガダ」)です。

繊細なメキシコを味わう、チレス・エン・ノガダ

メキシコ国旗の「赤」をざくろ、「白」をくるみのクリームソース、「緑」をパセリとチレ(トウガラシ)で表現しています。
ポブラーノというピーマンが大きくなったような、辛みのないチレの中に、豚と牛の合い挽き肉と、フルーツやドライフルーツ、ナッツ、タマネギのみじん切りなどを炒めた具を入れたものに、くるみをつぶして、クリームと和えたソースをかけます。仕上げにザクロの果肉やパセリがちりばめられます。20種類以上の材料を使い、メキシコ料理のなかでも最も洗練された料理のひとつとされています。
ただ、くるみのソースとざくろが甘いので、好き嫌いがわかれる料理かもしれません。

メキシコシティ在住の筆者も、毎年この時期になると、チレス・エン・ノガダを食べてみたくなるのですが、美味しい店にあたったことがなく、つづく店選びが難しいと思っていました。そこで、今年は評判のレストラン2件のチレス・エン・ノガダを試してみることにしました。

まず、セントロ地区(ダウンタウン)にある、老舗メキシコ料理店、「エル・カルデナル」のチレス・エン・ノガダ

繊細なメキシコを味わう、チレス・エン・ノガダ

料理を見たときに、「大きくて、全部食べられるかな」とつぶやいたわりには、あっという間にたいらげてしまい、空っぽのお皿を見た
ウエイターの男性に「そんなにこの料理が気に食わなかったの?」とシニカルなジョークを言われてしまいました。
メキシコのグルメ情報サイトZAGATの「メキシコシティのチレス・エン・ノガダが美味しい10店」に選ばれるだけある味です。いろんなフルーツやナッツがバランス良くはいったひき肉の旨味を堪能しました。なんでも16世紀から伝わるレシピに基づいて作っているのだとか。

Miho Nagaya

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