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日本神話を巡る、宮崎県・高千穂探訪

Posted by: 今井明子
掲載日: Sep 29th, 2013. 更新日: Jul 27th, 2015
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天岩戸をおまつりする神社

伊勢神宮と出雲大社がともに式年遷宮を迎える2013年。神社めぐりをしていると、日本の神話にも興味を持つ人は多いのではないでしょうか。そこで、今回は宮崎県の高千穂町にある、「古事記」の舞台になった場所を紹介します。

日本神話を巡る、宮崎県・高千穂探訪

まずは、言わずと知れた「天岩戸神社」。
古事記のなかでは、アマテラスオオミカミが、弟のスサノオノミコトの乱暴な振る舞いに腹を立て、「天岩戸」にこもってしまう逸話がありますが、その「天岩戸」をご神体とするのがこの神社です。

社務所で受付をし、お祓いを受けた後に神職の方に案内してもらいながら、天岩戸を見学することができます。
といっても、天岩戸の中に入ることができるわけではありません。川を挟んで対岸にある洞窟の入口を、眺めるような形で見学できます。

古事記を題材にした神楽を観る

日本神話を巡る、宮崎県・高千穂探訪

2つ目は、高千穂の夜神楽です。
高千穂町では、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、民家や公民館などで夜を徹して33番の神楽を奉納する伝統があり、国の重要無形文化財に指定されています。

神楽の内容は、古事記がモチーフ。
天岩戸の前で踊るアメノウズメノミコトのエピソードや、イザナギ・イザナミの国造りの様子などが演じられます。
なお、このシーズンに訪れなくても、高千穂神社へ行けば「高千穂神楽」として、毎晩夜神楽のダイジェスト版が上演されています。中には吹き出してしまうようなお笑い系の演目もあるので要チェックです。

神秘的な雲海があらわれる、古事記ゆかりの地

日本神話を巡る、宮崎県・高千穂探訪

もうひとつの古事記ゆかりのスポットは「国見ケ丘」。
神武天皇の孫であるタテイワタツミノミコトが九州統治の命を受けて阿蘇に向かう途中、ここで四方をのぞんだことが地名の由来です。

国見ケ丘の魅力は、なんといっても雲海です。年に数回しか出現しないのですが、9月中旬~11月下旬になると、遭遇するチャンスがぐんと増えます。
雲海は、昼と夜の気温差が15度以上あり、夜間に雲と風のない日の朝方に出現します。晴天続きなのに、前日に少し雨が降って若干空気中に湿気があるような状態だと、なお現れやすくなります。
日の出から1時間後までが見ごろなので、防寒対策をしっかりして、早起きして見に行くとよいでしょう。

高千穂の古事記スポットは、どれも車でないとちょっと行きにくいのが難点。
レンタカーを手配して回るのがおすすめです!

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士
「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児&教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 (まなびのずかん)』(技術評論社)がある。

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