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【かめカメラ】ウミガメ写真家が綴る、ウミガメの旅コラム ー第4回

Jan 24th, 2014

第4回「クネクネ道」


曲がりクネった道が好きだ。大きく曲がる緩やかなラインや、急に大きく曲がるカーブ、ちょっとした寄り道もしたりして目的地までの時間はかかるけれど、ただ真っ直ぐの道だと通り過ぎてしまう楽しさが隠れていることがある。目的地に向かっていることにはかわりないのだから、旅も人生もそこまでの過程を楽しみたい「クネクネ道派」である。

そんな僕だが、どこまでも真っ直ぐの道をバスで走った。場所はメキシコ、バハ・カリフォルニア半島。そのバスはウミガメが屋根にペイントされた派手なバスだった。

乗っているのは日本、ハワイ、メキシコのウミガメ研究者、そして各国の漁師さんという異色の顔ぶれ。僕はその中の日本の漁師さん役であった。日本語、英語、スペイン語が入り混じるそのカメバスは、夕陽に向かってどこまでも真っ直ぐな道を走った。


【かめカメラ】ウミガメ写真家が綴る、ウミガメの旅コラム ー第4回

カメバスの目的は、絶滅に貧しているアカウミガメを守ること。

北太平洋のアカウミガメは日本でだけ産卵し、生まれるとすぐに太平洋を渡る旅にでる。メキシコ沖の食料の豊富な海域で大人になるまで20年ほど過ごし、ハワイを経由して日本に向かい産卵するというサイクルで暮らしている。その数が減っている要因は、各国の漁師さんが魚を捕るための網や針に掛けて殺してしまうこと。それを何とかしようというアメリカのウミガメ保護団体による企画だった。


どうしてウミガメが絶滅したらいけないのだろう?それがゴキブリやハエならどうだろう?犬や猫ならどうだろう?

「他の生物を守ろう」なんていうのは、きっと人間しか考えないことで、偉そうにいっても結局そこには「人類の為に」という言葉が隠れている気がする。でもそれは人類が存続できるように自然のバランスを崩さないように自己防衛しているのだろうか?なんだか頭の中がクネクネとしてきた。

久米 満晴

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