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小食の王のための「果実の間」と秘められたハレムの世界

Jan 29th, 2014

極彩色の花や果実がきらびやかに描かれた「果実の間」。小食だった王、アフメット3世に食欲を起こさせるべくつくられた特別な食堂です。

ここはトルコのイスタンブール、トプカプ宮殿。4世紀にわたり世界に君臨したオスマン帝国の中心となった場所です。集められた至宝の数々は、アラビアンナイトの金銀財宝そのもの。

この他にも宝物館には、86カラットのダイヤをあしらった「スプーン職人のダイヤモンド」や、巨大なエメラルドが3つ輝く「トプカプの短刀」、数千個(!)ものダイヤがちりばめられた「黄金の燭台」などため息を超えて圧倒されるようなお宝が眠っています。

300人もの美女たちが集められたハレム


ハレムには何百もの部屋があります。「帝王の間」は、公式の謁見の間よりよほど美しく、歴代の王たちがここでのくつろぎに重きをおいていたことがうかがえます。

ハレムというと、薄いベールをまとった女性たちが舞い、夢のような官能の世界が広がるイメージがありますが、実際は熾烈な権力争いの場所でもありました。

母后の区画。王の母は、宦官と呼ばれる去勢手術を受けた黒人奴隷たちと共に、ハレムを仕切っていました。次に続くのは男子を生んだ4人の正妻で、それ以外の女性も子をなせば、専用の個室を与えられたといいます。

しかし王のお手つきとなった女性でも、最初の交渉で子を授かれないと二度とその機会を得られず、王の寵愛を受けたことのない女性たちは、10人ほどの狭い相部屋で床にじかに寝なければいけなかったそうです。

山口彩

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