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恋の始まりは地下鉄から。NYのユニークでロマンチックな恋人探しシステム

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Feb 21st, 2014. 更新日: Jan 31st, 2017
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U.S. Census Bureau(アメリカ合衆国国勢調査局)2010年度のデータによると、ニューヨークの女性の独身率は全米一と言われています。全米ではほぼ半々の男女比率が、ニューヨークでは女性が5%も多いのです。

男女比率
男性 NYC 47.49%(3,882,544人)全米 49.16%
女性 NYC 52.51%(4,292,589人)全米 50.84%
NYC総人口 8,175,133人
15歳以上の未婚者
男性 NYC 46.68% 全米 35.40%
女性 NYC 41.67% 全米 28.98%

男性の未婚率も高いのですが、ここはニューヨークですから、未婚者の中には同性愛者も含まれます。ニューヨークでストレートの未婚者を探すのは、並大抵のことじゃありません。
仕事に忙しく、恋人探しもままならない。でも、ストレスの多いニューヨークで、一人で生きていくのは寂しすぎる。そこで恋人探しを手伝ってくれるのが、マッチメイキング(恋人紹介業)のTrain Spottings(トレイン・スポッティングス)です。

この「Train Spottings(トレイン・スポッティングス)」が面白いのは、その着眼点にあります。
時々、地下鉄で見かけたあの人素敵だな~と思ったことはありませんか?そう、「Train Spottings(トレイン・スポッティングス)」は、多くの乗客が乗り降りするニューヨークのアイコン地下鉄(トレイン)こそ、最大の出逢いの場であると目を付けたのです。

恋の始まりは地下鉄から。NYのユニークでロマンチックな恋人探しシステム
© Hideyuki Tatebayashi

「Train Spottings(トレイン・スポッティングス)」のThe Love Conductor(恋愛指南役)を名乗る主催者Erika Christensenは、ニューヨークの地下鉄をターゲットにして、恋人候補を探してくれます。

地下鉄のホームで、車内で、彼女のお眼鏡にかなった人は・・・
・指に結婚指輪があるかどうかチェックされ、
・「あなたは独身ですか?」と聞かれ、
・結婚していなかったら、“You’ve been spotted!(あなたを発見しちゃった!)“とビジネスカードを渡されます。

もし発見された人が、恋人募集中、紹介に興味があれば、Erikaにメールをして、次のステップに移るわけです。
このマッチメイキングのユニークさが話題になり、全米放送CBS、NBCや、New York Post 、New York Magazineでも「Train Spottings(トレイン・スポッティングス)」は取り上げられています。

今回は、「Train Spottings(トレイン・スポッティングス)」の主催者であるErikaに、インタビューをしてきました。色々と聞いてみましたよ!

Q. ニューヨークで恋人探しをするのに、お気に入りの駅を教えてください。
A.Union Square(ユニオン・スクエア)は、エネルギーがあり、タイムズスクエアの次に乗降客が多い駅で好きです。
観光客よりも地元のニューヨーカーが多く、ダウンタウンやブルックリンに近いこともあり、 平均年齢が若めです。

Q.過去に日本人のクライアント(顧客)を持ったことはありますか?
A.日系アメリカ人はいたことがありますが、残念ながら日本人はないですね。あなたが初めての日本人クライアントになってみては?(笑)

Q.日本人の独身男女の読者にアドバイスをお願い出来ますか?
A. 日本人に限らず、どの国でも同じですが、言いたいのは「チャンスをつかめ!」ということです。もし興味を引いたり、目を奪われるような人に出逢ったなら、「こんにちは」と挨拶をして、きっかけをつかみましょう。
恥ずかしいのは、一瞬だけ。勇気を出すことが出来れば、ずっと幸福になれるのです。

主催者Erikaは、アピール上手なのに、押し付けがましさがない好印象の人。彼女に発見された人も同様に感じるはずです。さすがマッチングのプロ!ご協力ありがとうございました。

恋の始まりは地下鉄から。NYのユニークでロマンチックな恋人探しシステム
主催者Erika Christensen(中央)さんとスタッフさん。ここは、まさにUnion Square Station!! © Hideyuki Tatebayashi

出会いはどこにあるのか分からない。iPhoneに釘付けの人、イヤフォンで音楽をずっと聞いている人、テクノロジーが武装になっていますよ。話しかける隙がどこにあるのでしょう?
手ぶらの状態で目を上げたら、異性の視線に出逢うかもしれませんね。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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