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【現地レポート】遊び心溢れる、ニューヨークの「地下鉄アート」を巡る

Feb 28th, 2014

ニューヨークは、アートの街。ごく身近なところにアートがあります。
階段の上り下りするベビーカーを通りがかりの人が手助けするのは、ニューヨークではよく見受けられる光景。このアートは、地上と地下鉄の様子を表現したものです。
どこに展示されているか、お分かりになりますか?

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

そう、ここはまさに地下鉄駅内。地下鉄N、Rライン(黄色のライン)の”Prince Street”のプラットホームで見ることが出来ます。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

タイトルは“Carry On”。ニューヨークに行くと気がつくと思いますが、ニューヨーカーは常に何かを運んでいるのです。
それが、買い物袋であったり、カートであったり、犬や子供であったり、仕事や勉強の道具であったり、旅行者は旅行鞄だったりします。

Prince Street 
作者   : JANET ZWEIG AND EDWARD DEL ROSARIO
タイトル : Carrying On,
作成年  : 2004年
素材   : Steel, marble, and slate frieze on platform walls


ニューヨークの地下鉄アートを巡る

ニューヨーカーは話好きで、知らない人同士でも会話が始まります。彼等のお喋りが聞こえてきそうに、生き生きとしていますね。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

タイトルの“Carry On”には、もうひとつの意味が込められています。
2001年に9.11(同時多発テロ)があり、ニューヨークは精神的にも経済的にも大きな打撃を受けました。その中でニューヨーカーは、命の尊さを痛感し、くじけることなく、生活を、人生を続けて来ました。
“Carry On”には、「運ぶ」の他に、「困難に負けずに続けていく」という意味があるのです。

そんな願いが込められたアートでした。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る



さて、もう3駅アップタウン方向に、NかRラインに乗ると、”23rd Street” に着きます。
ここでは、お洒落な帽子を色々見ることが出来ますよ。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

23rd Streetは、1880-1920年代までエンターテイメントと文化のエリアであり、「レディス・マイル」と呼ばれたファッションとショッピング天国のエリアでした。
作家オスカー・ワイルドやマーク・トウェイン、女優リリアン・ラッセル等、この時代のセレブをイメージした帽子が並んでいます。


23rd Street
作者   : KEITH GODARD
タイトル : Memories of Twenty-Third Street
作成年  : 2002年
素材   : Glass mosaic on platform walls


ニューヨークの地下鉄アートを巡る

帽子はガラスのモザイクで出来ており、キラキラと輝いています。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

ファッションの街ニューヨークにふさわしいアートですね。華やかな帽子をひとつひとつ眺めていると、電車の待ち時間が苦になりません。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

地下鉄を待ちながら、自分に似合う帽子を探してみましょう。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

帽子の高さは、人の身長にほぼ合わせてあります。男性の帽子はやや高い位置、女性用の帽子はやや低い位置にあります。お気に入りの帽子の下で友人や自分の写真を撮れば、ニューヨークらしい記念写真になるでしょう。

ニューヨークの地下鉄アートを巡る

地下鉄のアートは乗降客がプラスされることによって、より面白いアートが完成します。
ユニークな人間が多いニューヨークでは、人間こそが生きたアートと言えるかもしれません。


[All Photo by Hideyuki Tatebayashi]

青山 沙羅

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