日本の焼き餃子とは一味違うモッチモチのゆで餃子や、アジアではおなじみの生ビーフンを楽しめる本格中華食堂「可口飯店(コカハンテン)」が3月20日、アトレ上野にオープンしました。どこか懐かしく、どこかお洒落な新・中華スタイルを味わってきました!
はじまりは、夫婦ふたりのちいさな中華食堂
「可口飯店」を運営するのは、人気タイ料理店「コカレストラン」や「マンゴツリー」などを展開するコカレストランジャパン。その原点は、60年ほど前に中国からタイへ移ったスリチャイさんと妻のパタマさんが開いたちいさな中華食堂でした。二人が追求したのは、家族がおいしいと感じるほっとするおいしさ。その原点に戻り、老若男女が集まる上野で気軽に本場の中華を味わってほしいと誕生したのです。
©可口飯店
店内は“温故知新”をテーマに、古きよき建物の雰囲気を活かしながら、モダンで開放感あるデザイン。
中国へ旅したような本場の味を堪能
日本で餃子といえば白いご飯に合う焼き餃子ですが、中国ではゆで餃子が一般的。本物を追求する「可口飯店」では、皮から作った本格ゆで餃子が味わえます。今回は全8種類のうち、白餃子から「えびとニラ」、黒餃子から「イカとたけのこ、豚肉」(各4個430円)をいただきました。
厚めの皮はもっちもちで、一口ほおばると肉汁がたっぷり。プリプリのえびや歯ごたえのよいたけのこなど、ジューシィな具材との相性もばっちりです。餡にニンニクを入れず、黒酢や醤油に浸して食べるのも現地流。女性も口臭を気にせず思う存分楽しめますよ。
店内の黒板には、全国各地の採れたて旬野菜を使用したおすすめメニューが並びます。奈良県産のベカナや滋賀県産のミブナなど、普段は見なれない野菜も。
この日は黒板メニューから「ベカナの塩炒め」(1,000円)を注文。白菜のような甘味とほんのりとした苦味があり、茎のシャキシャキな歯応えが楽しい逸品です。こちらはニンニク入りなのに、後味サッパリでくどくなく、むしゃむしゃ食べられます。
ゆで餃子と並ぶメインが、生の米麺(ビーフン)。米麺は製法などの難しさから日本では乾麺が主流ですが、こちらでは独自の生ビーフンを開発。店内に設置した生麺機で作られる細麺は柔らかく、スープや具材としっかり絡まります。写真のメニューは「豚肉と雪菜の汁米麺」(810円)。もっちり食感の平太麺もおすすめだとか。
デザートの杏仁豆腐は、舌にねっとりと絡みつく独特の食感と濃厚な味わいで満足感大。開店当時のレシピが一度なくなってしまい、何とかあの味を再現したいと復活した“伝説の一品”は食べる価値アリ!
ヘルシーだから、罪悪感なく思う存分食べられる
従来の中華は、油ギトギト・高カロリー・炭水化物・・・とあまり体にいいイメージはありませんが、「可口飯店」の料理は野菜をふんだんに使ったり、消化吸収のよい米麺が主食だったりとどれもヘルシー。メタボやダイエットを気にして中華は控えていた・・・なんていう方も、気兼ねなくお腹いっぱいになるまで味わえるのが嬉しいところ。ディナータイムには「コカレストラン」のタイスキや中国火鍋も楽しめます。季節によってメニューが変わるので、訪れるたびに新たなおいしい発見が得られそうです。
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可口飯店 アトレ上野住所:東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野メトロ館2F
電話:03-5826-5825
営業時間:11:00~23:00(LO 22:00)
Inamon
名古屋魂「何でもやってみやー」を合言葉に、楽しそうなことはとにかく首を突っ込む野次馬ライター。求人広告、美容情報誌、食品専門誌など幅広いジャンルで執筆・編集を担当。趣味は試食と立ち読みと恋バナ。世界一周に向けてまったり準備中です。
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