半袖だけで過ごすにはまだ早いけれど、日に日に暖かくなっていく今日この頃。会社帰りにビール片手に焼肉！が美味しい季節に段々近づいてきました。ところで、『サムギョプサル』をご存じですか？

サムギョプサルとは、鉄板でジュージュー焼いた三枚豚をはさみでブツ切りにし、タレをつけたり、生野菜に包んで食べる韓国風の焼肉です。あー！あれか！と思った方も多いはず。韓国旅行へ行った方なら、一度は食べたことがあるのでは？このサムギョプサル、お肉と一緒に野菜をたくさん摂取できるので、食べ方によっては焼肉よりもカロリーを大幅にダウンさせることも可能！

それではさっそく！と、今回、リーズナブルで美味しいサムギョプサルを求めてやってきたのは、韓国料理激戦区の新大久保ではなく、なんと麻布！麻布十番駅から徒歩3分ほどのところにある『山本牛臓』さんの店内は、洗練されたオシャレな雰囲気。平日はお仕事帰りのOLさんやサラリーマンの方々で賑わうそう。

©山本牛臓　麻布十番店

さぁ、それではさっそくサムギョプサルをオーダー！
こちらのお肉は、静岡県の『朝霧高原』でしか手に入らない貴重なお肉・『朝霧ヨーグル豚（とん）』を使用。まるでステーキの様な分厚さです！これで1人前が1,480円はとても良心的なお値段。

©山本牛臓　麻布十番店

余分な油を落とすために斜めに傾けた鉄板でジュージュー焼いていきます。

©鈴木コリエ

だんだん焼きあがってきました。
コンガリ焼き目がついたら、はさみでぶちぶちと切っていきます。

©鈴木コリエ

キムチも投入してしまいましょう！

©鈴木コリエ

「まずは、タレも何もつけず、お肉だけで味わって頂きたい」と店員さん。
臭みがなく、プリプリでやわらかいお肉は味がギュッとしまっていました。思わず「うんっま〜い！」山本牛臓さんのサムギョプサルは、食べるとまろやかなお肉の味に気持ちがふんわりと丸くなります。こ、これを幸せな気持ちと言うのか・・・

次に出てきたのは、純度100％の「生ごま油」です。お店の方が専用の機械でゴマをすりつぶし、ギュッと生のごま油を絞り出してくれます。わかりますでしょうか？ゴマを投入し、ゴリゴリとハンドルを回していくと、圧力でギュッと絞り出されたゴマ油が、穴の中からじんわりと抽出されています。

©鈴木コリエ

これが絞りたてのゴマ油、とてもミルキーで、ゴマの香りがふわっと広がり、『朝霧ヨーグル豚』とも相性抜群！

©鈴木コリエ

店員さんのおすすめは、サンチュ（青野菜でレタスの仲間）にお肉を包んで、『味噌だれ』をたっぷりつけてキムチと一緒に食べるというもので、これも素晴らしく美味しい！シンプルにお肉だけで食べるもよし、野菜挟んで食べるのもヨシ！お好きなタレと組み合わせれば本当に食べ方は自由自在。色々なバリエーションを楽しめます。

麻布といえば、高級料理店が軒を連ね、外食するとなると、やや敷居が高いイメージがありますが、『山本牛臓』は4〜5千円あればお腹も心もしっかり満たされる。しかも、仕入れるお肉はもちろんのこと、コチュジャン、ゴマ油などなど、全て100％オーガニックで体にも優しいのが嬉しいですね。

サムギョプサル以外にも美味しいメニューはたくさんあるので、色々試して自分のお気に入りを探求したくなるお店です。

（鈴木コリエ）

TABIZINE編集部

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