スーパーのチラシや商品のパンフレットを見るのは、主婦でなくても好きですよね?見ていると購買意欲が湧いてきて、楽しいものです。
日本とアメリカの商品は、どう違うのでしょう。好みは?価格は?人気商品は?
アメリカでは、5月の最終月曜日(2014年は5月26日)は、Memorial Day(戦没者追悼記念日)で、祝日でした。この日を境に「夏」の到来と考えられており、3連休は家族で郊外や海へ出掛けたり、バーベキュー・パーティをするのが一般的です。
アメリカ人のライフスタイルが見えてくる
チラシを眺めていると、アメリカ人のライフスタイルが見えてきますよ。
アメリカでは、夏=バーベキュー。「バーベキューはやった?」というのが、夏の挨拶です。
チラシの一面を見ると、バーベキュー関連がすべてセール。「あ、そうそう、ウチもやらなきゃね」って洗脳されてしまいます(笑)。
バーベキューのスペアリブ用ポーク、骨付きチキン、シェルステーキ(ヒレの隣の部位)のビーフ、海老、トウモロコシがお安くなります。表示価格は、パウンド(Lb)で、約500g(454g)。
またホットドッグ、ハンバーガーもバーベキューには欠かせないアイテム。スイカ、ポテトチップスも然り。
©FOOD BAZAAR SUPER MARKET
サイズが大きい
夏になると喉が渇くし、子供が夏休みで家にいるので、ソーダ類も大安売りです。
アメリカでは2リットルボトルのソーダが標準ですが、なんと3リットルのものもありますよ。
個人的には、Snappleのピーチ・ティーが好きです。
週末はパーティも多くなるので、ビールが安くなります。24本入りは安いのですが、自宅からカートを持って行く必要があります。
アメリカのものはサイズが大きいので、買い物は力仕事なのですよ。
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雑貨を見てみましょう。
夏にお出かけ用のCooler(クーラー)は欠かせません。飲み物やサンドイッチ、サラダ、フルーツなどを詰めて、海や郊外へ行くのです。家族連れのお父さんは必ず持たされていますよ(笑)。
Canopy(キャノピー)は、バックヤード(裏庭)でパーティする時の日よけ用のひさしのようなもの。5-6人入れるものが、25ドルで買えてしまいます。
バーベキューの円形グリルも、15ドルほどで買えるので、アメリカでバーベキューは手軽なのです。
「アメリカは庭が広いからいいな〜」と思うかもしれませんが、人口の密集しているNYCでは大きな庭を持っている人はわずか。ベランダ、ほんの小さな裏庭、自宅のパーキングスペースをうまく利用して、楽しんでいるのですよ。
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肉が安い!
アメリカは、肉がやはり安いですね。日本と違い、牛、豚、鶏の価格が極端には変わりません。
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アメリカ人の魚介類に対する興味は?
それに比べ、米系スーパーで、魚介類は地味(泣)。ほとんどが冷凍されたもので、新鮮なものは皆無。やっぱり肉食人種?
チャイニーズ系のスーパーは魚介類が豊富で、魚食いはアジア系ってことでしょうね。ギリシャ系も魚屋があります。
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夏は買いだめのシーズン
夏の季節に買いだめしたいのが、ケチャップ、バーベキューソース、マヨネーズ、サラダ・ドレッシング、砂糖。バーベキュー消費を見込んで、激安になるので、年間で一番お買い得。通常の半額くらいになります。
アメリカのスーパーで良くあるのが、「●ドル以上買えば、タダもしくは割引価格」。サンクスギビングの時は、100-200ドル以上買えば、ターキーはおまけ!などがあります。要は売り上げ効果を狙っているのです。
©C-Town Supermarkets
いくつかのスーパーのチラシを見比べて、これはこっちが安い、この商品はこのスーパーでと赤丸を付けるのは楽しいのですが、ペーパーレスが進んでいる中、そのうち紙ベースは廃れてしまうのでしょうか。寂しいですね。
©C-Town Supermarkets
アイスクリームも日本に比べて、お安いと思います。フリーザーの前で、どのフレーバーにしようか悩んでいる人も多いです。「そのフレーバー美味しい?」と聞かれて、雑談が始まることも。アメリカは老若男女、アイスクリームに目がないですねえ。Ben &Jerry’sは、アメリカでは種類も多くて美味しいですよ。
©C-Town Supermarkets
アメリカで高いものは
「何でもアメリカは安いのね、羨ましい〜」と思う事なかれ。トイレットペーパーやペーパータオル、ティッシュペーパーなど紙製品は高いのですよ。
家庭用品が安いTarget(ターゲット)というスーパーで、この値段。「えっ、トイレットペーパーに、10ドル以上も出すの?」と当初はショックでした。(今でも辛い 泣)
ちなみにアメリカでは、トイレットペーパーは “Bathroom Tissue” 、鼻をかむティッシュペーパーは “Facial Tissue” と言います。
©Target
アメリカのスーパーのチラシは、日本と比べていかがでしょうか?高いものと安いものに差がありますね。
NYCでは消費税が8.875%ですが、精肉や魚、野菜、果物、卵、牛乳などの素材は無税。自炊をして食べる分には生活費は安くなります。野菜をサラダにしたり、肉がおかずになって、人手のかかった(調理された)ものは課税されます。
移民の国アメリカでは、各家庭の生活水準に幅がありますが、最低限暮らしをしていく保証はされているんですね。ありがたいシステムです。
最近の品揃えはラテン系対象の商品が多くなり、増加している人種の傾向が伺えます。スーパーのチラシから、アメリカの動向が見えてきますよ。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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