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辻口博啓氏プロデュース「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」
今回訪れたのは、なんとも珍しい“本玉露のフルコース”を堪能できるというお店、『ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA』。
石川県立美術館の館内にあり、世界的パティシエ・辻口博啓氏がプロデュースするカフェです。
じつは辻口氏、石川県の出身だそう。
『ル ミュゼ ドゥ アッシュ』は、辻口氏が、和とスイーツの新しい融合というコンセプトに挑戦したカフェで、最高級日本茶の代名詞ともいわれる「宇治の本玉露」と、趣向を凝らした美しいスイーツをコースで堪能できます。
「スイーツには辻口シェフが選んだ、石川県産の厳選された食材も使用されていて、ここでしか味わえないオリジナルメニューがあるんですよ。」という越村さん。
その言葉に、とても期待が高まります。
さっそく、カフェに入って通されたのは・・・なんとも広い贅沢な個室!
「本玉露のコースは、この個室でしか頂けないんですよ」と、越村さん。
雰囲気は高級料理のフルコースさながら。ガラス張りの窓から見える、情緒ある景色が一層、空間の趣を感じさせます。
お茶とスイーツの贅沢すぎるコースメニュー
コースのお茶はすべて、カウンター越しにその都度丁寧に淹れてもらえます。お茶の知識が豊富な店員さんなので、豆知識を教えてもらえることも。
そして、今回いただいた、宇治の本玉露のコースはこちら。
お品書き
【季節のお茶】
薔薇緑茶
【デセール】
蜜柑のコンポート ベジタブルゼラチン包み
【宇治本玉露】
一煎 二煎 三煎茶
【デセール】
能登のミルクのわらびもち いちごのソース、ミントの香り
秋星を纏った五郎島金時のブリュレ テリーヌショコラとともに
【結びのお茶】
炒り立てほうじ茶
【デセール】
能登栗の冷たいモンブラン 柳田ブルーベリーのソース
カカオニブのムラング
なんとこのコース、3段階に分かれており、季節のお茶、宇治本玉露、結びのお茶にあわせて、それぞれ麗しいスイーツが運ばれます。
どれも個性的な組み合わせなので、ひたすら甘いものを食べているという感覚はありません。
注目は茶葉まで食べられる本玉露
コースの中でも一番注目したいのが、2番目にサーブされる、最高級の宇治本玉露。玉露が一煎・二煎・三煎と、それぞれ異なった淹れ方で、三回に分けて出されます。
一煎〜三煎まで、味も風味もすべて異なります。
自宅で玉露茶葉を3回淹れるのとは、当たり前ですが、格段に違います(笑)
美味しさに越村さんの表情もご満悦です。
本玉露と一緒にいただくスイーツも、食べるのがもったいないくらい美しい。もちろん、お味も優しく上品です。ひとくち食べたときの、口に広がる満足感がすごい。
そして最後、これが驚きなのですが、三煎の後の茶葉が小皿に盛りつけられ・・・
少し醤油をかけて、いただきます!
「本当に美味しい玉露の茶葉は、食べることができるんです。お茶は残すところがありません」と店員さんが教えてくれました。
どんな味がするのだろうか、と興味津々で玉露茶葉を初体験。・・・!味はほうれん草のようですが、臭みや苦みはなくまろやかです。これには衝撃を受けました。
贅沢の極みを体験できる、宇治本玉露のコース。
個室は一部屋なので、一組ずつしかコースは提供できないそう。外国人にもとても人気が高く、休日ともなれば予約は必須。もちろん、オープンスペースでは、他にランチやスイーツなどいただけますよ。
華やかなお茶文化が受け継がれる金沢のなかでも、ここまで趣向を凝らしたお店は珍しいのではないでしょうか。
■
ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA住所:石川県金沢市出羽町2-1石川県立美術館内
電話:076-204-6100
営業:10:00-19:00(ラストオーダー18:30)
コース料金:2,430円(所要時間50分)
※コースの内容や予約などは要問合せ
[All photo by MASASHI YONEDA]
LOCO Yoneda ライター・編集者。
自由と自然を愛し、Vanlifeにて日本を旅する。
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