ロープウェイに乗って市街地を見渡せる高台へ

函館観光の目玉といえば、夜景観賞です。
夜景は函館山から見渡すのが王道。函館山にはロープウェイで登ることができます。
よく見える場所を確保するためにも、日没前に出かけるのがおすすめです。

©Akiko Imai

函館山からの夜景のすばらしさは、この砂時計のようにくびれた海岸線の形。

©Akiko Imai

日が暮れるにつれて、ぽつぽつと街灯が点灯されていき・・・。

真っ暗になると、こんな夜景に。
明かりによってこの海岸線が浮き彫りになるのが魅力です。
函館ではイカが名産なので、よく見ると海の上に明るい照明をぶら下げたイカ釣り船が走っているのも確認できます。
なお、この夜景では、ハートマークと「スキ」という文字が隠されているというウワサ。自分で見つけると幸せになれるというジンクスがあるので、探してみるのも楽しみ方のひとつです。

函館山は、市街地に比べて気温が低く風が強いこともあり、夜景をじっと見ていると体がかなり冷えます。防寒対策はしっかり行いましょう！

市街地の夜景を散策

市街地の夜景を上から見たら、今度は市街地を歩いてみましょう。
函館の市街地では、この美しい夜景を作るために、あえて建物のライトアップを行っています。

こちらは函館山の麓にある元町の旧函館区公会堂。

ロケ地としてよく使われる八幡坂の夜景はご覧のとおり。

夜景が美しいのは元町地区だけではありません。
ベイエリアにある、金森赤レンガ倉庫のイルミネーションもロマンチック。

©Akiko Imai

赤レンガ倉庫の前に停泊する客船もキラキラです。

上から眺めるもよし、ライトアップされた街並みを歩くのもよし。
夜風を感じながらの、ロマンチックな函館夜景散歩、おすすめです。

[函館山ロープウェイ]

今井明子

Akiko Imai ライター・気象予報士

「団子より花」をモットーに、グルメよりは生き物や絶景を求めて旅するフリーライター。普段は医療系記事・育児＆教育系記事・子ども向け科学本などを執筆する傍ら、気象予報士としてお天気教室の講師も務める。共著書に『気象の図鑑 （まなびのずかん）』（技術評論社）がある。