アフリカの大地を切り裂くグレートリフトバレー。7000kmに及ぶこの巨大な大地溝帯は、独特な気候と生態系を生み出し、たくさんの動物たちがここに暮らしています。世界遺産にも登録されており、広大な自然が広がるこの地は、まさに動物たちの楽園です。
人類発祥の地と言われる広大なグレートリフトバレー
類人猿の化石が大量に発掘されたことから、人類発祥の地ともいわれている「グレートリフトバレー(Great Rift Valley)」。アフリカ大陸を切り裂くような巨大な谷は、およそ2000万年前から形成が始まり、現在も少しずつ大地が動いています。7000km続く大地溝帯にはライオンやキリンといったアフリカを代表する動物たちの他に、カバの群れや100種類以上の渡り鳥の姿なども見られます。
lake Nakuru/Great Rift Valley公園の一角
同じくGreat Rift Valley公園の一角にあるMaasai Mara National Parkの様子
動物たちの大移動を熱気球サファリで!
年間通して様々な動物に出会えるアフリカの中で、最も多くの生き物に出会えるのがタンザニアのセレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)です。「終わりの無い草原」という意味を持つこの国立公園は、南関東の1都3県よりも広い14,763km2の敷地面積を誇ります。この広い大地を約150万頭のヌーや、シマウマ、トムソンガゼルなどの草食動物達が食料や水を求めて大移動する姿も有名です。熱気球サファリが楽しめるツアーもあり、大自然をたっぷりと堪能しながら動物たちの暮らしを覗くことができそうです。
希少なマウンテンゴリラの半数が生息「ブウィンディ原生国立公園」
アフリカといえば草原のイメージが強いですが、実はジャングルのような場所もあります。それがウガンダ共和国にあるブウィンディ原生国立公園(Bwindi Impenetrable National Park)。ここは、世界で約700頭しかいないマウンテンゴリラの約半数が暮らしており、希少な“ゴリラの森”でもあります。ゴリラは荒々しく胸を叩く「ドラミング」のイメージから、凶暴な動物だと思われがちですが、実はとても大人しい生き物。ゴリラに出会うためには、500米ドルとウガンダ野生生物管理局の許可が必要ですが、一度は訪れたい場所のひとつです。
今も尚、活動を続けるグレートリフトバレー。訪れるには少し難しい地ですが、ありのままの大自然と動物たちに出会える希少な場所です。行く場所や時期によって、どんな動物や光景が見られるか予測が付かないのも楽しみのひとつ。一度は時間を掛けて、この広大な大地に足を踏み入れてみたいものです。
[All photo by shutterstock.com ]
Kamai Tomonori
アパレル.電材商社で働いた知識を生かし、不動産・ファッション・電機系の記事をメインに執筆。webを中心とした活動をしており、ライター以外にもコンテンツのディレクション業務や、文章の編集構成などエディターとしても活躍。
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