高雄は、台湾の台北から新幹線・高鉄で約90分の港町。冬でも薄手のジャケットでOKという温かい気候で、南国の風に身も心もほぐれます。今回は人気の開運スポット「蓮池潭(れんちたん)」や、魚介やフルーツがおいしい夜の屋台をめぐる旅をご紹介します!
龍の口から入って虎の口から出る!
蓮池潭は、かつては蓮の花であふれていたことからこの名がつきました。現在は残念ながらその風景は見られませんが、いかにも中華! という風情の建物がいくつも並び、旅情をもり立ててくれます。
©Wayne0216/Shutterstock.com
目指す龍虎塔は、その名の通り龍と虎の口が出迎えてくれる塔です。入り口までの橋が左右にくねくねしているのは、“悪魔はまっすぐにしか進めない”と信じられていたからだそう。そういえば、バリ島でも、“悪魔は直角に曲がれない”と信じられていて、門と家の間にはつい立てのようなものがあったことを思い出しました。
そしてここが肝心! 入るのは必ず背に天女をのせた龍の口からです!! なぜなら台湾では龍は最も縁起のよい動物と信じられているから。逆に虎は最も凶暴で悪い動物だといわれています。寅年の人はどうしたらいいんでしょうね・・・。
7階建ての塔の中には、美しい壁画もあります。龍の塔には、古くから中国で親孝行だとされている二十四人の姿や、地獄で閻魔大王が審判や刑を執行する様子が描かれています。虎の塔には十二人の賢人や極楽浄土の世界が描かれているそう。螺旋階段を上っていけば、湖の眺めも美しく、ついシャッターをきってしまいます。
©Narongsak Nagadhana/Shutterstock.com
そして出るときは虎の口から。こうすることで、これまでの悪い行いが清められ、災いも消えて開運できるのだとか。入場無料(御布施自由)なのになんと太っ腹! ありがたいかぎりですね。
龍虎塔はライトアップされる夜も迫力が増しておすすめだそう。
では、身も心もすっきりしたところで次は夜市へ!
■蓮池潭
住所:台湾 高雄市左營區蓮潭路
電話:+886 7 588 3242
朝までにぎやかな六合夜市
六合夜市は高雄の顔。最も大きな観光夜市です。夕方17時、18時くらいから熱気に包まれ、明け方までにぎやかな活気が続きます。
歩くだけでも楽しい夜市ですが、港町ならではの海鮮類はぜひ味わいたいもの。カニ、エビ、イカなどいい匂いをかもしだす屋台もあれば・・・
見慣れたキャラクターグッズや台湾土産を売る店も。女子にはたまらない愛玉やタピオカ、仙草ゼリーなどの台湾スイーツを満喫できる屋台もあれば、南国フルーツの屋台もあります。
全体的にゆったりとしていて歩きやすく、共用のテーブルや椅子もあって夜市初心者でも楽しみやすいのが魅力。お店もハズレが少ないそうですよ!
東京発高雄行きの航空券は、往復1万6000円からあるそうです ※燃油:諸税別途、直行便利用。
高雄へは東京、大阪からだけではなく札幌や福岡からも直行便が飛んでいるのでお勧めです。
■六合夜市
住所:台湾 高雄市新興區六合二路
電話:+886 7 285 6786
※航空券等の情報は2014年11月05日時点のものとなります。ご了承ください。
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Aya Yamaguchi 統括編集長
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「
イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。
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