世界で一番派手な年越しといえば、タイムズスクエアのカウントダウン。12月31日には、世界中から100万人もの人が集まります。大晦日のNYは、例年氷点下になるほど寒くなるので、体力と気力が必要。良い場所を取りたいのであれば、昼前から並ぶ必要があります。
©Hideyuki Tatebayashi
日本でいえば新宿歌舞伎町のようなそれほど広くはないエリアに、世界中の人が集まります。
山手線状態で立ったまま、ただひたすら、ひたすら、ひたすら待ちます。
参加するのはほぼ100%観光客。根性なしのニューヨーカーは、おウチでぬくぬく、あるいは室内でパーティが基本です。
NYカウントダウンに参加してみようじゃないか!という強者へアドバイス
1.場所取りは早めの時間に。
良い場所で見たいのなら、お昼前には到着していた方がベター。早ければ早いほど良いでしょう。午後3時には、NYPDによりTimes Square (42nd to 47th Sts. between Broadway & 7th Ave)は、交通止めになります。
2.防寒はしっかり。着られるだけ重ね着を。
長めのジャケットやオーバー、ユニクロのヒートテック、ホッカイロ、スキー用の下着、スキー用ズボン、帽子、手袋、耳当てなど。NYの大晦日は例年気温が下がるので、マイナス気温を想定してください。雪が降ることも多いです。高層ビルのビル風も厳しいですよ。
3.トイレは我慢。
前日から水分は控えめに。トイレはありません。列から外れたら、元の位置には戻れません。
4.手ぶらが基本。
セキュリティのため、大きな鞄やデイパックは持ち込めません。カメラは首に下げて。荷物は極力少なく。
5.アルコールの持ち込み不可。
屋外の公衆エリアでの飲酒は、違法。
6.スポンサーのグッズをもらおう。
カウントダウン用の帽子など、スポンサーのロゴ入りのグッズを配っています。
公式サイトのFAQも役に立ちますよ。
柵の中に囲われてただひたすら待つので、気分が悪くなる場合もあります。その際は無理せずに。
寒さに耐えきれず、ドロップアウトする場合、警官に言えば外へ出してくれます(経験者は語る)。
Times Square New Year’s Eve 2014のイベント
年越しの始まった国にあわせて、7時前から、1時間ごとのカウントダウンが始まります。
人気歌手のマイリー・サイラス(Miley Cyrus)や、メリッサ・エスリッジ(Melissa Etheridge)などのステージもありますよ。
カウントダウンの本番は、もちろん11時59分から60秒のカウントダウン。
スケジュールは、こちらで確認してくださいね。
ハッピー・ニューイヤー!
新年になると、ニューイヤーズイブ・ボールが下降し、どーんと花火があがり、紙吹雪が舞い、皆で新年を祝います。
抱き合って、キスをして。感動のクライマックス。過酷な数時間をよく耐えたものだと、感動の涙が出るかもしれませんね。
しかし終わるや否や、余韻に浸る間もなく、あっという間に人がいなくなります。
残されるのは、紙吹雪の山、ゴミ、警官のみ。
©Hideyuki Tatebayashi
一度は参加してみたいカウントダウン。その後は、一生やりたくないカウントダウン(笑)。
世界一過酷なカウントダウンを乗り切れたなら、人生が変わるような気がします。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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