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【世界遺産】甘くて苦くて美しい。カラフルな町「サルヴァドール」

Feb 11th, 2015

ブラジル大西洋沿岸の街サルヴァドールは、17世紀から18世紀の建造物や教会が当時のままの姿を残す、歴史ある場所です。その美しい街並みには、一体どんな歴史が隠されているのでしょうか。今日は、ブラジルのサルヴァドールをご紹介します。

【ブラジル】美しい街並みに隠された歴史「サルヴァドール」

ビター&スイートな歴史の残る街


ブラジル北東部に位置するバイーア州サルヴァドールは、1549年にポルトガルの総督府が置かれ、その後約200年間に渡り首都として機能していました。当時のポルトガルは、砂糖と奴隷貿易の中心地だったため、労働力としてアフリカから多くの奴隷が連れて来られました。

【ブラジル】美しい街並みに隠された歴史「サルヴァドール」
(C)lazyllama/Shutterstock.com

ブラジルで1888年に奴隷制が禁止されるまで、奴隷として連れて来られた人びとの数は2百万人にも上ります。サルヴァドールの繁栄は、こうしたアフリカ系の人々の多くの犠牲の上に成り立っていました。当時の名残で、現在も住民の多くはアフリカ系です。

【ブラジル】美しい街並みに隠された歴史「サルヴァドール」

首都であった時代からの建物が数多く残る街並みは、1985年にUNESCO世界遺産に登録されました。正式にはサルヴァドール・デ・バイア歴史地区、通称ペロウリーニョです。

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(C)R.M. Nunes/Shutterstock.com

1723年にアフリカ奴隷により建築された、サン・フランシスコ教会。当時支配していたポルトガル人は、奴隷たちには宗教の信仰を禁じる一方、自分達のための教会の建築を強制しました。それに反発した奴隷は、天使の彫刻の顔を破壊するなどし、今もその姿が残されています。金を多用した内装が豪華な教会としても知られています。

テヘイロ・ヂ・ジェズスは、ローカル文化の集まる広場です。伝統芸カポエイラに興じる若者、髪の毛に編み込みを施してもらう女性、そして屋台に群がる地元民や旅人で多いに賑わいます。

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(C)Filipe Frazao/Shutterstock.com

石畳の通りは、まるでヨーロッパ。両脇にあるお土産屋さんなどに入りながら、ゆっくりと流れるサルヴァドールの空気を満喫できそうです。

【ブラジル】美しい街並みに隠された歴史「サルヴァドール」

エレヴァドール・ラセルダから、美しい海を眺めるのも一興。

小腹が空いたら、バイーア州名物のアカラジェを。アカラジェは西アフリカ発祥で、現地ではアカラと呼ばれているそう。豆のフリッターに干しエビとペッパーソースを挟んだアカラジェは、安いのにお腹いっぱいになる一品です。

ムケッカも、同じくバイーア州名物。大きなクレイポットで調理されるブラジル版シチューです。シーフードをココナッツミルクで煮込んであり、白米と一緒に食べます。

奴隷時代という悲しい歴史を経て、今も彼らの残した文化を大切に伝え続けている街サルヴァドール。先祖の残してくれたものを大切に継承する彼らに、どこか親しみを覚えるのも人気の秘密なのかも知れません。


[Salvador Central]
[Lonely Planet]
[Photo by Shutterstock.com]

Sae

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