旅行先としてだけでなく、移住先としても大きな注目を集めているマレーシア。クアラルンプールやペナン、そしてランカウイと言ったメジャーな観光地を抜け出して、ちょっと通好みな旅に出ませんか?
コロニアルな建物が美しい街
首都クアラルンプールから、北へ約200キロ。ペラ州イポーは、マレーシアで3番目に大きな都市です。19世紀には錫鉱業で栄え、20世紀にはイギリスの錫鉱業会社が設立されました。
イポー鉄道駅は、真っ白なコロニアル建築が一際目を引きます。誰が言ったか、「マレーシアのタージマハール」と呼ばれることもあるとか。
ケリー城は、イギリス人のゴム農園主だったウィリアム・ケリー・スミス氏が建てた邸宅。1915年に建設が始まりましたが、スミス氏は建設途中にイギリスへ帰国。そのまま完成を見ることなく、1926年にこの世を去ったという悲しい背景があります。
もちろん、マレーシアではお馴染みの「ショップハウス」も。
イポーに行ったら必ず食べたい!
コロニアルな雰囲気を満喫したら、イポー観光の目玉である食事を楽しみましょう。イポーは、マレーシアのみならずシンガポールからも食通が駆けつけるほど、食事が美味しい街として有名なのです。
ビーンスプラウト・チキンは、イポー名物の中でも特に有名な料理です。イポーのもやしは、キンタ渓谷を流れる綺麗な水のおかげで、みずみずしくシャキシャキとした歯ごたえが抜群。
ヨントーフは、野菜、練り物そして揚げ物から好きなものを選び、湯がいてスープや麺と一緒にいただく料理。
ホワイトコーヒーは、イポー生まれのコーヒー飲料。お砂糖や練乳を加えるため、コーヒー独特の苦みを感じません。スプーンの代わりにレンゲが付くのがマレーシア流です。インスタントも豊富なので、お土産にも喜ばれそうです。
寺院も自然も楽しめる
お腹が満たされたら、今度は中国寺院や洞窟に行って探検しましょう。イポーは、コロニアル建築以外にも見どころが沢山あります。
テンプルン洞窟は、マレー半島最大の石灰石の洞窟。全長約1.5kmの洞窟は、5つの巨大なドームから成ります。
ペラトンは、1926年に建設された洞窟寺院。石灰石の洞窟を利用して作られており、中には高さ12メートルの黄金の仏像が。
イポーは、クアラルンプールに比べると比較的ゆっくりと時間の流れる場所。ローカル気分で気ままに歩けば、小さな街にしかない魅力を発見できるはず。大都市も良いけれど、その国の本当の魅力は、地方都市に行ってこそ味わえるものなのかも知れません。
[Ipoh Tourism Board Official Website]
[Photo by Shutterstock.com]
Sae ライター
バックパックひとり旅に飽き足らず、中国でのインターンを経由し、最終的にオーストラリアで就職、移住。旅に出られないときは、お家で現地レシピに挑戦して癒されています。世界のおいしいもの、食器、路地が大好き。目標はアジア移住と早起き生活です。
【新型コロナ終息後に食べに行きたい世界の料理】多民族の食文化!マレーシア
Jun 13th, 2020 | TABIZINE編集部
ボルネオのようなネイチャーアイランドからランカウイのようなリゾート、歴史あるマラッカや近未来と見まごう都市クアラルンプール。マレーシアは広い国土にさまざまな顔を持ち、多民族が生活をしています。それぞれのいいところをミックスした独自の食文化は多彩ですが、その中でも気取らないローカルの人々が普段から親しんでいるマレーシア料理のおすすめ5選を紹介します。
【2019年決定版・マレーシアの旅まとめ】ウミガメ遊泳にジャングル探検に
Nov 4th, 2019 | 坂本正敬
日本人の移住先として大人気のマレーシア。もちろん旅行先としても魅力がいっぱいです。そこで今回は過去の取材記事から情報を厳選して、マレーシアを満喫するための必見スポットやコツをまとめました。
納豆が冷凍コーナーに!マレーシアの日本食スーパーで感じたカルチャーショッ
Sep 30th, 2019 | 坂本正敬
海外にある日本食スーパーは、日本にあるスーパーマーケットと事情が違っている場合も少なくありません。そこで今回はマレーシアの首都クアラルンプールの高級住宅街にある日本食スーパーで見つけた、驚きのカルチャーショックを紹介します。
【機内食ルポ】セール開催中!マレーシア航空のビジネスクラス、その全貌は?
May 27th, 2019 | 筒井麻由
比較的手頃な価格でビジネスクラスが味わえると人気の高いマレーシア航空。さらに2019年5月31日まではセール開催中!そこで今回はクアラルンプール〜成田間のビジネスクラスの様子をご紹介します。
【機内食ルポ】成田〜クアラルンプール「マレーシア航空」エコノミークラス
Feb 4th, 2019 | 筒井麻由
ワンワールド系列の中でも、格安のチケットが多いと言われるマレーシア航空。けれど、海外の航空会社は少し心配という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回はマレーシア航空で成田からクアラルンプールまで搭乗した様子を現地ルポ。
【連載】ベストシーズンを迎える海外の旅先 <2月編 ランカウイ島・ペナン
Feb 1st, 2019 | 春奈
2月にベストシーズンを迎えるおすすめの旅先は、マレーシアのランカウイ島とペナン島。まったく異なるスタイルの旅が楽しめる2つの島をはしごするのもよし、クアラルンプールとあわせて訪れるのもよし。まだ見ぬマレーシアの魅力を見つけに出かけませんか。
【機内食で世界巡り】クアラルンプール空港〜アブダビ空港「エティハド航空」
Sep 30th, 2018 | sweetsholic
今回はクアラルンプール国際空港〜アブダビ国際空港を結ぶエティハド航空、エコノミークラス9月の機内食です。エティハド航空は、特別機内食でなく通常の食事でもベジタリアンが選べるエアライン。これはなかなか珍しいと思います。しかしアレが配られなくて・・!?
女子旅にもおすすめ。なんでもありな感じが面白いペナン島【旅行記】
Sep 28th, 2018 | 鳴海汐
「東洋の真珠」と言えば、デヴィ夫人のかつてのニックネームですが、今もそう呼ばれているのがマレーシアのペナン島。ひと昔前、テレビ番組の懸賞旅行だったイメージがありますが、実際に行ってみると、なかなかいい味を出した島でした。ペナン島を現地ルポ。
ありえない!日本人がマレーシアのカフェで驚いたこと〜コーヒーが甘い!〜
Aug 24th, 2018 | sweetsholic
TABIZINEの人気シリーズ、ライターが各国で感じた文化ギャップのサプライズ経験を綴る「ありえない! 日本人が○○で驚いたこと」。今回は筆者がマレーシアのカフェで驚いたことを現地ルポします。
【たこ焼きそっくりさん】世界中で愛される、丸くて小さい粉ものフード5選
Apr 21st, 2018 | 倉田直子
たこ焼きを連想させる「丸くて小さい粉ものフード」、実は他の国にも存在しているんです。オランダのPoffertjes、アメリカのCake Pop、デンマークのエイブルスキーバーなど代表的なものをご紹介いたしますね。