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小林希の世界のネコ旅〜チュニジア・ケロアン編

Aug 14th, 2015

チュニジア南部に広がるサハラ砂漠に向かうため、北部の首都チュニスから中央部の古都ケロアンまでバスで南下する。ルアージュという乗り合いバスは恐ろしく暑く、窓を開ければ乾いた風が砂を運びながら舞い込んでくる。

小林希の世界のネコ旅〜チュニジア・ケロアン編

夏のケロアンはチュニジアの中でも最も気温が高くなる街だという。容赦なく燃えるような太陽が肌をさし、呼吸をすれば50度に近い空気が喉を通って行く。だからケロアンに住んでいる年頃の姉妹は、「真夏は朝方眠り、お昼に起きて、夜に外出するのが習慣よ」と言って、家に懐いているネコに残り物のご飯をあげていた。

小林希の世界のネコ旅〜チュニジア・ケロアン編

チュニジアは北部でも南部でもどこにでもネコが多い。首都チュニスよりは、のんびりとしたケロアンなど郊外のほうがよりネコは多く、のびのびと寛ぎ、どこにでも寝転がっている気がする。時には店前に置かれた土産物のお皿にネコが丸くなって眠っている。そこは日陰だし、そりゃあ気持ちがいいのはよくわかる。

小林希の世界のネコ旅〜チュニジア・ケロアン編

「どうだい、マダム。ネコ付きでこの皿買わないかい?」店先に顔を覗かせた店主がボンジュール!と言ってから、ネコ付きなスペシャル商品を勧めてくる。

「メルシー。でも、ネコだけのほうがいいかな」そういうと、目を丸くして、「あっはっは。OKOK!(持って行け!)」とウインクしてくれるのだ。

小林希の世界のネコ旅〜チュニジア・ケロアン編

アラブとはいえ、フレンチアラビアンと呼ばれるチュニジアは、外国人に対しては基本的にフランス語で話しかけてくる。それなのに、突然街に鳴り響くアラビア語のアザーン(1日5回、お祈りの時間になると流れる)と、モスクへと向かう人々の流れを見ると、紛うかたなきイスラム教の国だ。敬虔な信者の傍ら、無信仰あるいは自由至上主義なネコたちだけは、その流れに動かされることなく眠りつづけている。

小林希

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