今年で創業75周年を迎える、横浜中華街の老舗「大珍樓」。この大珍樓が年に4回開催しているという、常連のお客さんの間では評判の「グルメの会」に潜入、心ゆくまで上海蟹をたっぷり食べ尽くし、贅沢な時間を過ごしてきました!
2015年秋のテーマは「上海蟹三昧」。上海蟹をメインにした3万円相当のスペシャルコースを、特別に半額の1万5000円で味わえるという、大珍樓ならではのお客様感謝企画。
他のお店ではなかなか味わえない贅沢な会をレポートしたいと思います。
幸せすぎる、上海蟹づくしの贅沢コース
創業昭和22年の、横浜中華街の中でも歴史ある「大珍樓 新館」。この日は100人以上のお客さんで賑わっていました。3階の宴会場「永壽宮」は華やかな雰囲気。
贅沢感あるテーブルセッティング。上質なカトラリーに料理への期待も高まります。
本日のメニュー。デザートを除いた全ての料理に上海蟹が使われているようです。
コースは飲み放題も込み。プレミアム感あるヱビスビールや、珍蔵陳年10年の紹興酒まで揃うなど、お酒好きにはうれしいですね。
料理の説明をされる陸社長。ホテルオークラ出身でもある陸社長は、同ホテル勤務時代にメニューの概念を培ったとのことです。「本日の上海蟹コースは、お客様への感謝の気持ちを込めてコストを度外視した内容。中華街でもこれだけ贅沢なコースを出せるのは、他のお店ではなかなかできないでしょう」とお話されていました。これは期待が高まります!
柿の器入り上海ガニのサラダ風
みずみずしい柿とゴマ油がアクセントになった蟹の身が相性抜群! 前菜からなんと贅沢なんでしょう・・・。
上海ガニ入り特製スープ
中国の漢方食材、干し龍眼(りゅうがん)の甘さが上品な味わいのスープ。上海蟹の贅沢な旨味とコクがたっぷり堪能できる逸品。日本で上海蟹を食べられるお店は多くある中、他ではまず食べられない貴重なスープのようです。
上海ガニの卵入り天使エビの炒め
ニューカレドニアの清流海域で育った、甘くふっくらした身が絶品の天使エビ。上海蟹の卵は全くクセがないお味で、これは新鮮な蟹だからこそのお味なんだそう。
上海ガニとダイコンもちの炒め
外はカリッと、中は柔らかくもっちりした食感のダイコンもち。ネギと上海蟹の豊かな香りも絶妙です。
鮮魚の上海ガニミソあんかけ
上海蟹のミソをたっぷり使ったあんは、ふんわりと口の中でとろけ甘鯛をやさしく包み込む味わい。
次はいよいよ姿蒸しの登場です。
上海ガニ姿蒸し(雌)
本日のコースのハイライト、上海蟹の姿蒸し。まずは雌から。卵がたっぷり詰まって濃厚なコクが楽しめます。この日のために、社長自らが独自のルートで特別に仕入れたという上海蟹。本日いただいたものは、日本で出回る中の最大級サイズのようです。
上海ガニ姿蒸し(雄)
続いて雄。雌よりもやや大きく、ねっとりした濃い蟹味噌と白子が至福の逸品。紹興酒が最高に進みます!
上海蟹と一緒にいただいた生姜茶。中国では「蟹」は身体を冷やす作用があるので、生姜茶を飲んで体を温める、という習慣があるようです。
上海ガニ入り揚げ小籠包
一口サイズのかわいい揚げ小籠包。ほんのり甘いカリッとした生地と、ジューシーな蟹肉の餡が絶品! 餡を固めるゼラチンは、お店で豚の皮を8時間煮込んだ天然のものだそう。どこまでも贅沢。
上海ガニ入りきのこチャーハン
旨味たっぷりな上海蟹の身がしっとりしたお米と絶妙に絡み合い、最高の〆に。
次回の大珍樓グルメの会は来年2月を予定。伊勢エビなどの贅沢な食材を使い、中国の旧正月をお祝いするコースをいただけるようです。
次の会まで待てない、という人に朗報!
大珍樓では創業75周年を記念して、通常2000円相当のフカヒレの姿煮がなんと、750円で食べられるキャンペーンを開催しています(12月31日まで)。
じっくりと煮込まれたフカヒレは、とろけるような柔らかさとコリコリした繊維の両方の食感が味わえ、口いっぱいに贅沢な旨味が広がります。ぜひこの機会に至福のフカヒレを堪能してみませんか?
[大珍樓]
[All Photos by Nao]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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