日本に来る外国人の旅行者が近年はかなり増えているというニュースを聞きます。実際、東京・大阪・京都などの町を歩くと、本当に海外旅行者が増えているな~と実感がありますが、一方で日本から海外旅行に出掛ける人の数も、過去10年くらい連続で年間1600万人ほどと高い水準を維持しています。
ただ、毎年それだけ日本人が海外に出掛けているとしても、旅先の外国人にとっては皆さんが人生で初めて会う日本人かもしれません。一人一人の言動で良くも悪くも「日本人ってさ・・・」と他国人の評価が決まってしまう部分もありますよね?
“日本代表”である皆さんにとっても、「日本人てそんなもんか」とネガティブで間違った評価をされては、嬉しくないはずです。
そこで今回は、日本海外ツアーオペレーター協会の情報を参考に、日本人が旅先で注意したいマナーについてまとめました。海外旅行の際には参考にしてみてください。
1:人前や公共の場所で遠慮なく喫煙や飲酒をしてしまう
旅先で開放的になって、日本でなら控えるはずの大胆行動を思わずやってしまわないように、十分に注意したいです。
もちろん国によってルール・マナーは違うのですが、例えば人前でタバコを吸う場合は、一言確認をしないとマナー違反になる恐れがあります。また、公園など公共の場所でお酒を飲んだり、タバコを吸ったりする場合も要注意。罰金を科せられるだけでなく、刑罰の対象になる国も・・・。
喫煙者、あるいは愛飲家は、旅行の前に自分の滞在する国の飲酒や喫煙ルールを入念に調べておきたいですね。
2:勝手に何でも写真撮影をしたり触ったりする
旅行中はなにかと写真に残したくなります。しかし、勝手に自分の写真を撮られたくないと考えている人は、日本人が思う以上に外国にはたくさん居ます。トラブルに発展する恐れもありますので、人物写真を撮る場合は事前に断りを入れたいです。
また、撮影禁止エリアでカメラを構えれば、カメラの没収や罰金を科せられるケースも。実際、筆者もネパール東部にあるビラトナガル空港で、自分の乗ってきた飛行機を撮影しようとタラップから降り立った滑走路でビデオカメラを出したら、没収されそうになりました。
場所によっては最悪、禁固刑に科せられる恐れもあります。最近、中国と北朝鮮の国境周辺で写真を撮影した日本人が拘束されたというニュースもありました。
軍事施設や立ち入り禁止地域、国境周辺、公共施設、宗教施設などは特に撮影を控えた方が無難です。ちょっと怪しいなと思ったら、念のため周囲に、あるいは被写体に声を掛けて確認した方が安全ですね。
写真撮影だけでなく物に触れる場合も同様です。大英博物館で展示物に触れて、警備員に大目玉を食らっている日本人観光客を見掛けた記憶があります。お店の商品であっても、周囲のスタッフに声を掛けてみてください。
3:宗教や地元の習慣を軽く考える
海外旅行をする場合は、宗教や地元のルールをしっかりと学んでいった方が安心です。例えば自転車で反対車線を走っただけ、ヘルメットを着用しなかっただけで罰金を科せられたり、横断歩道以外をちょっと渡っただけで罰金を科せられたりする場合もあります。
また、宗教上NGな食べ物をうかつに勧めたり、宗教施設で肌を出した洋服を着たりと、知らずにやってしまうNGマナーはたくさんあります。
外国の宗教は知らないルールばかり。その意味で、旅行前は地元の規則や宗教上のルールをしっかりと学んでおきたいですね。
以上が海外で嫌われてしまう日本人マナーの代表例です。ガイドブックなどで地元の名所やおいしいお店の情報をくまなく調べるだけでなく、喫煙や飲酒、写真撮影、そして習慣や宗教上のルールもしっかりチェックしておきたいですね。
[お役立ち豆知識 海外旅行 お役立ち豆知識 – 日本海外ツアーオペレーター協会 ] [All photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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