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あなたも知っておいた方がいい、ホテル掃除の真実

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Mar 19th, 2016. 更新日: Jan 19th, 2017
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旅行の予定が立って、気分はウキウキ。交通手段も抑えたし、ホテルも予約済。後は行くだけですって? でも待って、あなたの泊まるホテルは、本当に清潔でしょうか?

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

ユニバーサルスタジオやディズニーワールドのある、人気の観光地フロリダ州オーランド。地方局WKMG 6 Orlandが、2015年2月に覆面捜査をした結果、知りたくなかった報告がされました。旅行客が泊まる多くのホテルの掃除は短時間で済まされており、清潔とは程遠いことが判明したのです。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?


ホテルの掃除時間は?

監視カメラにより、ホテルのメイドの掃除の様子を撮影し、掃除時間を計っています。安いホテルほど人件費を削り、担当の部屋数も増えるため、必然的に掃除時間も短くなります。

メイドの一部屋の掃除時間は、16分から18分。1日に16部屋担当させられるホテルもあるそうです。混雑時には、1日に32部屋も片付けなくてはならず、時給は同じだというのですから、モチベーションも下がるのでしょう。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

一番清潔な場所はどこ? 

目立つ場所でもあり、バスルーム(トイレ、シャワー、バスタブなど)に一番掃除の時間をかけています。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

一番不潔な場所は?

 
なんと、ベッド(!)という衝撃の結果が出ています。

ショッキングな報告としては、使用前のベッドから、汚れた下着や髪の毛が見つかったというずさんな掃除状況。シーツを変えずにベッドメイキングし、次の宿泊客を通しているのです。シーツを取り替えていても、シーツの下に敷くベッドパット(ベッドマットを汗や汚れから保護する)の洗濯は、1年に1回か2回程度。シーツを通して、肌に触れるものにも関わらずです。私たちは、一体どこに寝たら良いのでしょうか?

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

触らない方が良いもの

テレビのリモコン
覆面捜査が、2つのホテルにおいて、テレビのリモコンに蜂蜜を垂らして汚しておいたにも関わらず、拭き取るなどの掃除がされていませんでした。宿泊客のほとんどが触るリモコンは、掃除の事項から外れているのです。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

ドアノブ
こちらも、部屋に入るために絶対触る場所。掃除されていません。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

電気のスイッチ
ここも、私たちが絶対触る場所です。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

グラス
グラスはなんと、水洗いしただけ。美しく光って見えるように、ガラスクリーナーをスプレーしているところもあるとか(!)。使用前は、よく洗って使いましょう。どちらかといえば、使い捨ての紙コップなどを利用した方が良さそうです。

ちょっと待って!あなたの泊まるホテル、本当に綺麗?

ホテルに泊まる時、持参したいもの
自分自身を守るのは、他ならぬ自分。ドアノブ、電気のスイッチ、リモコンなどはまず、除菌シートで拭いたほうが良いでしょう。考えてみると、いったいどこの誰が、何を触ったか分からない手。しかも、いつ手を洗ったのか、いつお風呂に入ったのかも分からないのですから。

キレイキレイ 除菌ウェットシート アルコールタイプ 30枚 ¥228(税抜)

アメリカでも、チェーン店のドラッグストアで、除菌用のウェットシートが販売されています。日本からの持参を忘れたら、購入できますよ。

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ベッドバグ(南京虫、床ジラミ)をチェック!

まだまだ生息している、ベッドバグ。ベッドバグが発見されたホテルをチェックできます(アメリカとカナダのみ)。

ホテルはあなたの自宅とは違います。いろいろな価値観(清潔観念)の人が、宿泊しています。あなたの前に宿泊した人は、健康か不健康かも分からないのです。そう考えると、怖いですね。

ホテルの調査結果は、人気観光地フロリダの評価3つ星以上のホテルを無作為に選んだものだそうです。

[How clean is your hotel room?]
[Dirty panties found in hotel bed]
[Photos by Shutterstock.com]

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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