インドというと人によってはある種鮮烈なイメージをもつ国ですが、そんなインドにもリゾートという名の楽園は存在します。
実はこれから紹介するケララ州という場所は世界有数の高評価観光地として知られ、過去にはアメリカの有名誌ナショナルグラフィックトラベラーズマガジンの「世界中の10の楽園」と「死ぬ前に見たい50の場所」に選ばれた場所でもあるのです。
ここでは昨今「ハウスボートトリップ」というのが観光客に大人気。今回はインドの新しい楽しみ方に迫ってみたいと思います。
ケララ州って一体どこ?
ケララ州はインドの南インドに位置し人口は3480万人であり40パーセントがキリスト教徒で占める土地。そのためか街並みが北インドとは大きく異なり、西洋の雰囲気すらも感じる場所があるほどです。そんなケララは識字率はインド内ナンバーワンであり、治安は比較的穏やかであるというのも旅をする上で嬉しいポイントのひとつ。
アレッピーへの行き方
(C) Saya Meguro
今回ご紹介するのはケララ州のアレッピーという美しい自然がいまなお残る水郷地帯。日本からだとLCCでクアラルンプールを経由すると実は往復6万円ほどで来れてしまうケララ州ですが、コーチ国際空港から快適のエアコン付きバスに乗り換え3時間ほど移動するとアレッピーに到着します。
ハウスボートの予約方法、そして気になる値段
(C) Saya Meguro
ハウスボートの予約はbooking.comなどの日本語対応サイトからも可能ですが、現地のjettyという船場へ行き直接交渉したほうが安く、そして数ある中から好みのボートを選ぶことができるので現状は後者の方法をとる人が多いようです。季節やボートの種類によって変動はありますが値段は一泊二日のコースだと一室料金でランチ、ディナー、ブレイクファスト込みで8000ルピーで豪華気分を味わえてしまうのも物価の安いインドの魅力(※2016年7月20日時点1INRー=1.57円)。
船の中は・・・?
船の中は基本的に二階建て構造となっており、一階が共有スペース・専属シェフが使うキッチン、二階が客室となっています。部屋もエアコン、シャワー室完備の清潔な部屋が用意されており、窓の外からはどこまでも続くジャングルを一望できます。なんでもこのハウスボートは「ハネムーンボート」とも呼ばれているらしく、新婚の甘い時間をふたりだけで過ごしたいカップルには打って付けのこのボートトリップ。
耳をすませば鳥のさえずりが聞こえ、そっと目を開けると辺り一面に生い茂るヤシの木と燦々と照りあげる太陽、そして青い空。時間を忘れ、ただただ自然と向き合い過ごすひとときは、日々の忙しさを忘れ全てをリセットする良い機会になるのではないでしょうか。大切な人と過ごすのも、ご褒美に一人で楽しむのも、はたまた家族でゆっくり過ごすのもよし。どちらにしても忘れられない一生の思い出になりそうですね。
※2016年7月現在、インドは地域により外務省から渡航注意が出ております。渡航検討の際は、必ずご確認ください。
[india online page.com]
[Haana]
[NATIONAL GEOGRAPHIC:Editor’s Letter: 50 Places of a Lifetime]
[Booking.com]
[GO KERALA!:ケララ州へ日本から一番安く行く方法!]
[indoworldtours]
[Photos by Shutterstock.com]
Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。
コルカタに凛と咲くーにこりとも笑わなかった少女
Oct 7th, 2023 | 下村祥子
TABIZINE10周年を記念して、ライターそれぞれが自由に綴る旅エッセイ。第7回目は、東京在住の下村祥子さん。「初めて訪れたインドでは、男女3人グループでまるで下北沢へライブにでも遊びに行くような行き当たりばったりの旅をしたのだけど、それからわずか3ヶ月後、わたしは再びインドのコルカタ(旧カルカッタ)に居た。インドへの旅は「行くのではなく呼ばれるものだ」とか言われるが、まさか自分がこんなに早く呼ばれるとは思いもしなかった」
【東京ミッドタウン八重洲】クロッフルやジェラートが初登場!知る人ぞ知る「
Mar 14th, 2023 | kurisencho
東京駅前に2023年3月10日(金)に開業した大型複合施設「東京ミッドタウン八重洲」。日本の歴史や文化など“ジャパンバリュー”を感じるお店が数ある中、世界有数のコーヒーの産地であるインドのスペシャルティコーヒー「BLUE TOKAI COFFEE(ブルートーカイ コーヒー)」が期間限定で登場しています。チャイやカレーだけではない! インドの魅力を体験できます!
旅漫画「バカンスケッチ」【28】ワイルド・インド!!
Jan 16th, 2019 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、インドの風習についての豆知識。日本のトイレは世界一きれい!と言われますが、世界にはまだまだきれいなトイレに恵まれていない地域もあるのです。インドで目にしたのは・・・?
旅漫画「バカンスケッチ」【21】インドの「フリ」と「オチ」?
Dec 19th, 2018 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、インド旅行で体験した、アーユルヴェーダのエピソード。女性陣はドリフのコント並みの爆発頭にブローされたのに対し、男性はまさかの・・・!?
旅漫画「バカンスケッチ」【18】さりげなく・・・ズームイン!!
Nov 28th, 2018 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、インドの寺院を観光中、オネエの友人が撮影したものについてのエピソード。そこに写っていたのは寺院でも風景でもなく・・・!?
旅漫画「バカンスケッチ」【15】子どもの笑顔に弱いひと
Nov 7th, 2018 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、インドの子どもたちについて。貧しさから物売りやパフォーマンスをする子どもに度々出会うインド。しかし彼ら彼女らの圧倒的な笑顔があまりにもまぶしくて・・・。
「カルマだよ」。インドで捨てる神あれば拾う神ありだった話
Aug 28th, 2018 | 春奈
インドで待っていたのは、詐欺と無償の親切という、まったく正反対の体験。5ヵ月間のアジア旅行でインドを訪れた筆者は、チベット人コミュニティをひと目見たくて、「リトルラサ」と呼ばれる、インドの別世界ダラムサラの地をたずねました。
旅漫画「バカンスケッチ」【2】インドでアーユルヴェーダ
Aug 8th, 2018 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、インドのアーユルヴェーダ体験。アーユルヴェーダというと、体質診断が有名ですが、こんなこともわかってしまうんです・・・。
ありえない!日本人が南アジアのバス旅で驚いたこと4選〜夜行便はダメ。絶対
Dec 21st, 2017 | 坂本正敬
海外の長距離移動でバスに乗った経験はありますか? 海外旅行先で長距離バスに乗って移動する旅行は大変ですが、通常の旅では得がたい出会いや思い出が残る可能性が高いものです。ときには日本では考えられ ... more
渡航者が教える、女性がインドを楽しく旅するために注意すべきこと3つ
Dec 18th, 2017 | さわこ
近年、女性にとって危険な国というイメージが強くなってしまったインド。若い女性の一人旅は、あまり見かけなくなりました。しかしポイントさえつかんでいれば、日本人が恐れるような危険はたいていが避けら ... more