『キャンピングカー白書2016』によれば、売り上げが業界全体で約357億円に達するなど、シニア世代に大人気だと言います。「いいな~」とは思いつつも、「自分にはどうせ関係ない」「あんな車、買えないよ」などと思っていませんか?
でも実はこのキャンピングカー、普通車のようにレンタルできるって知っていましたか?
そこで今回は日本RV協会などの情報を参考に、実はレンタルでも楽しめるキャンピングカーの魅力をまとめたいと思います。
キャンピングカーをレンタルすれば自由に安く日本全国を旅できる
キャンピングカーは、大半の車両が普通自動車免許で運転ができるといいます。レンタルキャンピングカー屋も全国にたくさん。日本RV協会の会員であるお店の一覧を見ると、北海道から東北、北信越、関東、東海、関西、中国四国、九州と、全国に店舗があると分かります。
ざっと料金を見ると、どのレンタカー屋さんも1日15,000円程度。友人何人かで割れば、それほど大きな負担ではないですよね? さらにレンタルなら、どのタイプのキャンピングカーが自分の旅にぴったりなのか、スタッフに教えてもらえるメリットもあります。
キャンピングカーには“フルコン”、“セミフルコン”、“キャブコン”、“バンコン”などさまざまな種類があり、さらにはシャワーの有無、トイレの有無なども。同じトイレでもカセットトイレやマリントイレなどの違いもあります。そうした特徴の違いを、レンタルであればスタッフにいろいろと教えてもらえます。予習もそれほど必要ありません。
もちろん、キャンピングカーで立ち寄りたい目的地も、全国各地に整っています。例えば日本には800以上の道の駅があり、1300か所近くのオートキャンプ場があり、さらには温泉旅館やホテルの駐車場に車中泊ができる『湯YOUパーク(ゆうゆうパーク)』も100か所程度あります。『湯YOUパーク(ゆうゆうパーク)』とは、日本RV協会と全国の旅館やホテルが提携して行っているサービスです。温泉宿の温泉を楽しみながら、宿泊は駐車場の自分のキャンピングカーで過ごせるのですね。
キャンピングカーを借りる際の注意点
ただ、キャンピングカーを借りる際には、初心者として幾つかの注意点があります。例えばマナーの問題。レンタルの場合は乗る日数も限られていますが、
・道の駅の駐車場などに何日も長期滞在するのはマナー違反
だとされています。ちょっと仮眠する程度なら問題ないようですが、駐車場の一角を占領して、どかっと腰を下ろすような利用方法はNGなのだとか。また、
・道の駅などの電源から電気を勝手に盗む
・道の駅やサービスエリアで大量のごみを捨てる
・無駄なアイドリングを続ける
なども一部で目立っているマナー違反だと言います。さらに運転面では、
・車高に注意する
などが挙げられています。
実際に筆者も運転させてもらった経験がありますが、図体の割に意外に運転しやすいキャンピングカー。むしろ視野が高くて広いため、普通の乗用車より乗りやすいといった印象がありました。
ただ、車高には要注意。車種によっては普段では考えられないような車高になります。いつもの感覚で高架下に突っ込んで天井をぶつけるドライバーが少なくないといいます。せっかくの旅が台無しになってしまいますので、接触や事故には注意したいですね。
以上がレンタルで楽しむキャンピングカーの世界。今までにない旅の思い出を残したいなら、今年の夏はレンタルでキャンピングカーデビューしてみては?
[一般社団法人日本RV協会WEBサイト ] [キャンピングカー白書2016 -日本RV協会 ] [All photos from shutterstock ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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