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連載旅小説「私はニューヨークなんか、興味がなかった」第2話/恋人紹介業者からスカウトされる!?

Aug 10th, 2016



私はニューヨークなんか、興味がなかった。

なのに、私は今ニューヨークに滞在している。会社は不本意な退職だったけど、退職金も貰えたし、人生巻き直しってとこね。

私の名前は、白雪ひとみ(しらゆきひとみ)。まるで、漫画の主人公みたいな名前よね。通称「ヒメ」。苗字がなんたって白雪でしょ。名前についてからかわれるのは、もう慣れっこ。だって、32年間もこの名前をやっているわけだしね。

【連載第2回】ニューヨークの魔法って存在するの?
(C) Hideyuki Tatebayashi

ブルックリンの老舗ステーキ屋には、昔の温泉旅館並みの帳場があった

【連載第2回】ニューヨークの魔法って存在するの?
(C) Hideyuki Tatebayashi

ニューヨークに来て、3日目。

今日はニューヨーク駐在の友人鈴子夫婦が、老舗のステーキ屋に連れて来てくれたの。ニューヨークで今一番トレンドのエリア、ブルックリン。そこにある「ピーター・ルーガー」は、ニューヨークで一番ステーキが美味しいらしい。予約を取るのが大変だったんですって。予約の確認をする受付は、昔の温泉旅館の帳場みたい。手書きの予約受付簿を抱えたバアサマたちが、鼻眼鏡ごしに「ふんふん、アンタたちの予約はこの帳簿にありますよ。あと、20分ほど待ちなさい」とか言っているらしい。私、正直英語はあんまり得意じゃないのよね。特に聞き取りが苦手。え、あなたもそうですって? 鈴子のご主人は商社マンで海外駐在になるくらいだから、英語は堪能。ここは、彼にお任せ。




【連載第2回】ニューヨークの魔法って存在するの?
(C) Hideyuki Tatebayashi

アメリカの古き良きレストランって感じなのかしら。お客は予約の時間まで、バーで飲んだり、サーバーが次々と運ぶステーキに見惚れたりして待つの。やっとテーブルに案内してもらって、着席。あーあー、お腹すいちゃった。さてさて、何が食べられるのか楽しみ。食べることは大好き。

青山 沙羅

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