ウクライナという国をご存知でしょうか。東ヨーロッパに位置する国で、東のロシア連邦、西のハンガリーやポーランドなどの間にはさまれています。そのウクライナの首都キエフを中心に活動しているアーティスト・グループが発表している作品がため息が出るほど美しいのでご紹介したいと思います。
キエフで活動するクリエイター集団「Fairytale Kiev」
日本でもおなじみの「美女と野獣」、そして「ピーターパン」をモチーフとした写真です。これらのアート写真は、キエフを中心に活動するカメラマンやスタイリスト、メイクアップ・アーティストなどのプロフェッショナルのアーティストたちが集合して生み出されました。「Fairytale Kiev」(キエフのおとぎ話)というプロジェクト名を持つ写真たち、ずっとながめていても飽きない、繊細な美しさですね。
筆者も最初は、うっとりしながら眺めていただけなのですが、次第に登場人物たちの後ろに控えている風景に目が行くようになりました。例えば、「美女と野獣」の写真が撮影されたのは「Magdeburg Right Column」という場所の美しい階段。
そして「ピーターパン」の背景になっているのは、「The tract potter-Kozhemyaki」という場所。どちらも、キエフの街中の風景です。作品を生み出すクリエイターたちがキエフの住人であることから、その舞台になる撮影場所もキエフにこだわっているようです。「Fairytale Kiev」の美しい画像たちはまだまだたくさんあるので、撮影場所とともにご紹介したいと思います。
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日本でもおなじみのキャラクターたち in キエフ
ディズニー映画のプリンセスで、日本でもおなじみのラプンツェル。
撮影場所は、「キエフ理工科学校」(National Technical University of Ukraine)だそう。確かに、後ろに見える塔が同じですね!
そして「不思議の国のアリス」は、キエフの「Sculpture Park」という場所が舞台。こんなおとぎ話のような場所が現実にあるなんて!
異国情緒にあふれた「アラジン」だってキエフで撮影されています。
「Ar Rahma」という、キエフ初のモスクが舞台なのだとか。バリエーションに富んでいますね!
「シンデレラ」のお城の様に見えるのは、「Kyiv Academic State Puppet Theater」という人形劇場。時計台が、世界観にぴったりとはまっています。
こんなファンタジックな人魚姫の物語「リトル・マーメイド」も、「Fairytale Kiev」のプロ集団の手にかかれば、この仕上がり。撮影場所は「Hydropark」という施設。絵になります!
キエフだからこそ生まれたアート「Fairytale Kiev」
ここまではディズニー映画化された物語がモチーフになった作品をご紹介しましたが、それ以外のおとぎ話も「Fairytale Kiev」は取り上げています。
「ガリバー物語」は、「Kyiv in miniature Park」というミニチュアが楽しめる場所での撮影だった様子。物語のコンセプトにぴったりですね!
そして、筆者一番のお気に入り「星の王子さま」も。
「Singing Field」という、こんなに可愛らしい公園で撮影されたのだとか。「Fairytale Kiev」は、撮影場所のチョイスが本当に秀逸だと思います。
プロが生み出す、ハイクオリティなアート写真「Fairytale Kiev」。美しい作品たちを生み出せた要因は、プロたちの手腕もさることながら、この美しいキエフという街の存在があったからこそかもしれませんね。これからもキエフならではの、美しいおとぎ話のような作品を生み出していって欲しいものです。
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