TABIZINEライターのNaoです。自由気ままに、好きなことを好きなだけ楽しめるひとり旅。一度挑戦してみるとその気楽さにハマってしまう人も多いのではないでしょうか?
この連載では、47か国制覇した旅マニアの筆者がお伝えする、一人旅をもっと楽しむコツをご紹介したいと思います。
都会と自然が調和し、全米で暮らしてみたい都市No.1と称されるオレゴン州ポートランド。街はほどよいサイズ感で公共交通機関も充実し、オシャレで個性的なお店が多く自由気ままに一人旅するのにピッタリ。
風光明媚なポートランドですが、実は「変な街」「変人が多い」ということでも有名。「Keep Portland Weird(ずっと変なままでいようよ)」が街のスローガンでもあるほど。ポートランドの「変」という言葉には、「自由」「人と違うことがカッコイイ」「好きなモノへのこだわり」というようなニュアンスもあり、個性ある精神や文化が人々の暮らしに自然と根付いているように感じます。
そんなわけで、「自由が好きな人」や「他人と同じことをするのが苦手な人」には最高に居心地いい街であるかもしれません。
全てがクリエイティブなAce Hotel
ポートランドのランドマーク的存在のデザインホテルAce Hotel。地元アーティストの作品なども多く取り入れているのだそう。アートやデザインが好きなのであれば、一度は泊まりたいところ。
ホテルと言うよりも、センスのいい友達の家に泊まっている気分の客室。家具からアメニティまでこだわりがひしめいています。
インテリアのスキルが磨かれそうな空間。Ace Hotelオリジナルのガウンも。
デザインも素晴らしいAceHotelですが、感動すべきは朝食。ディスプレイもいちいちオシャレ。
地産地消の考え方が浸透しているポートランドだけあって、地元で作られた食材や近隣のお店から仕入れたものがほとんどだそう。シンプルなメニューだけに素材のおいしさが引き立っていて、最高の朝食でした。
[Ace Hotel]
次は、斬新なドーナツで話題でもある、ポートランドのドーナツ事情をご紹介。
一人旅だから、食べ比べも徹底的に
自由気ままに過ごせる一人旅だからこそ、好きなことはとことん楽しみましょう。ドーナツ一つとっても各店ものすごいこだわりがあるんです。
Voodoo Doughnut
変わっているポートランドでもさらに強烈なインパクトを放つ「ブードゥー・ドーナツ(Voodoo Doughnut)」。
外観も奇抜ですがドーナツはもっとすごいことに。見るだけで胸焼けがしそうな見た目ですが、意外と普通においしいんですよ。
[Voodoo Doughnut]
Blue Star Donuts
一般的なドーナツ店よりやや価格設定高めの「Blue Star Donuts」。高級食材やお酒などを使用した大人が楽しめるフレーバーも揃います。
[Blue Star Donuts]
Tonalli’s Donuts & Cream
ポートランドらしくない、ノスラルジックなアメリカ感がある「Tonalli’s Donuts & Cream」。
ひと昔の映画やドラマに出てきそうな懐かしさあふれる店内。グレーズド・ドーナツは、限りなくサクっとした生地と、ふわふわの生地が絶妙でした。
[Tonalli’s Donuts & Cream]
街で出会える“変”なモノ
エンジン無しの手作り自動車で坂道を下る「アダルト・ソープボックス・ダービー」。本来は子供向けのカーレースですが、ポートランドでは参加資格21歳以上限定。大人が夢中になって奇抜なデザインの車や仮装を楽しむ“おバカ”なイベントで、夏の風物詩でもあります。
街中にある古着の無人販売店。自由さとユルさがなんかイイです。
バイクのサイドカーでご主人待ちしていたブルドッグ君。シブいお顔がたまりません。
今回ご紹介したのはポートランドのごく一部。ポートランドにはユーモアあふれるお土産もたくさん揃っています。実際に自分の目で街歩いて、自由、クリエイティブ、変なモノ、コト、ヒトに出会う旅をしてみませんか?
[Photos by Nao]
[Photo by shutterstock.com]
Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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