江戸時代の日本人がどれだけすごい体力と能力を持っていたかご存知でしょうか? 調べていくうちに、江戸時代の日本人のすごさに驚かされました。さて、どれだけ体力があり、世界も驚くような能力を持っていたのかさっそく見ていきましょう。
江戸から京都を3〜4日で走っていた驚異の体力の持ち主「飛脚」
江戸時代の郵便局員とも言える飛脚は驚異の体力の持ち主でした。なんと江戸から京都までの約492キロを3〜4日で走り、手紙を届けていたのです! すごいですよね。ちなみに徒歩だと約2週間もかかる距離です。
もちろんこの距離を一人で走り抜いていたわけではありません。数人でリレー形式で走っていました。中には通飛脚と呼ばれる一人で出発地から目的地まで走る飛脚もいたそうですが・・・いずれにしても現代のように舗装された道もなく、ランニングシューズもない状態で東海道を走り抜いていた事実がすごいですよね。しかも粗食だったとか・・・。西洋人が飛脚に肉を食べさせたところ、普段よりも早くバテてしまったという話もあります。
高い識字率!江戸時代の日本人は世界でトップレベル
なんと江戸時代の日本人の識字率は70〜80パーセントだったと言われています。これは世界でもトップレベルの識字率。江戸時代はご存知の通り、鎖国でしたが、勤勉な日本人は「読み書きそろばん」をしっかり学習していました。特に都市部では武士から貧しい町家の子どもまで、身分に関係なく字を読むことができたそうです。
当時のイギリスやロシアを大きくうわまわる識字率には驚愕ですね。また、幕末の頃になると、識字率はさらに高まっていたとのこと。日本に訪れた外国人も日本人の識字率の高さにビックリしたそうですよ。
排泄物さえも無駄にしないエコ都市であった
江戸時代には人や動物の排泄物を買い取る職業の人がいました。排泄物を作物の肥料にしていたんですね。イギリスやフランスでは、汚物を部屋から道に投げ捨てていた時代に日本人はこんな賢い商売を始めていたなんて、素晴らしいですよね。
また、清潔好きな日本人は井戸も綺麗にしていました。地面の底に木のパイプを作り、綺麗な川から水をひいていたのです。木の実をソープ代わりに使用していたとか。これなら川が汚染される心配もないですよね。
さらに着古した着物も再利用していて、物を捨てることはほとんどなかったそうです。これは江戸時代の人たちを見習いたいな、と思いました。
世界トップレベルの数学「和算」を使っていた
江戸時代の人は数学も得意でした。九九はすでに一般的なものとなっていたそうです。しかも7世紀以降に遣唐使や遣隋使によって大陸から輸入された数学を日本風にアレンジし、発展させ「和算」が生まれました。
江戸時代初期にはすでに寺子屋でそろばんの使い方やねずみ算を教えていました。当時の日本人の数学力の高さは、この基礎教育の賜物だったのかもしれませんね。
オリジナルの数学を使い、ここまで発展させた国は、ほかにはなさそうです。
不倫、浮気、同性愛・・・性に寛容だった江戸時代
江戸時代は性に寛容でした。お互いの関係性も問わず男女は性を謳歌していました。売春や妾、夜這いの風習もあり、現代とは比べものにならないくらい自由だったのです。たとえ子供ができたとしても、養子に出せばいいという考えだったとか。
同性愛に関しても同じで、徳川家康さえも、かなりの美少年だった井伊直政に一目ぼれして小姓にしたという話まであります。
これは日本人が無宗教ということにも大きく関係しているのかもしれませんね。性に関しては考え方によると思いますが、江戸時代の方が前衛的だったのでは? と思うところがあります。
「旅先で怪奇現象にあったときの対処は、江戸時代の旅行ガイドブックに学べ!」でご紹介した江戸時代の書『旅行用心集』も面白そうですよ。
[All photos by Shutterstock.com]
Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
【東京ディズニーランド2024おすすめ土産はこれだ!】コスパ・可愛い・お
Mar 29th, 2024 | 山口彩
【2024年3月29日更新】東京ディズニーランドのおすすめ土産を現地ルポ。缶やパッケージが可愛いお菓子は? ばらまき土産用で一番コスパがいいのは? おいしいと評判のお土産は? 甘くないおすすめのフードは? 持ち歩きに便利なかさばらないお土産は? などなど、キャストさんに聞きながらまとめてみました! 実際に食べてみた実食ルポもあり。
【富士山の絶景スポット】太宰治の名作『カチカチ山』の舞台は「天上山」だっ
Mar 27th, 2024 | あやみ
太宰治の名作『カチカチ山』の舞台として知られる「天上山」は、展望台から富士山と河口湖の雄大な全景を拝めるスポットとして人気です。ロープウェイや絶景ブランコもあり、四季折々の大パノラマを楽しむこともできます。今回は、そんな天上山が舞台の『カチカチ山』のあらすじのほか、天上山はもちろん、河口湖の見どころについてもご紹介します。
神楽坂のAKHA AMA COFFEEから「いただく」ことの意味を考える
Mar 24th, 2024 | SaveurAmi
自分の口に入るものが、どのようにできたか考えてモノをいただくことは日常あまりないのではないでしょうか。コーヒー豆の生産から販売を一貫して行う「AKHA AMA COFFEE(アカアマコーヒー)」は、そんな食のルーツについて考える機会を与えてくれる場です。 本日はそんなAKHA AMA COFFEEがどのような背景のもとにでき、どういったお店なのかご紹介していきます。
【おしゃれで可愛いキャリーケースおすすめ5選】機能性もばっちり!国内・海
Mar 23rd, 2024 | TABIZINE編集部
旅行や出張に欠かせない相棒、スーツケースやキャリーケース。頻繁に買い替えるアイテムではないからこそ、いざ買うとなるとどれにするか悩みませんか? 機内持ち込みだけでなく飛行機への預け入れを想定すると、信頼できるブランドであることや、丈夫で使い勝手がよい点を重視したいところ。それでいておしゃれで可愛く、持っていてテンションが上がるようなデザインがいいですよね。そこで今回は、日本を代表する老舗スーツケースメーカーの「ACE(エース)」広報さんに、女性にぴったりなおしゃれで可愛いスーツケースのおすすめをお聞きしました。それぞれ機能性も抜群なものばかりなので、スーツケース選びの参考にしてみてくださいね。
【実録!日帰り韓国旅行で美容医療ツアー】アカスリ・アートメイク・皮膚科を
Mar 22nd, 2024 | もろたけいこ
コロナ禍も明け海外旅行熱が高まる中、注目を集めているのが韓国での美容医療。日本に比べて安価で美容医療を受けられることもあり、韓国旅行の行程に組まれたり、美容目的に渡韓する人も! そこで、忙しい人でも行ける「日帰りビューティーツアー」を自分で計画して実践してみました。順番さえ間違えなければアカスリ、眉毛のアートメイク、首のシワ取り、顔(リジュラン・ピコレーザー)とフルコースで体験可能! 人気の皮膚科やクリニック、日本語対応店情報も。さらに韓国の最新トレンドお土産や朝食・ランチ・ディナーのおすすめ店も紹介します。
【弁護士が回答】旅行を予約した旅行会社が出発前に倒産!支払ったお金は戻っ
Mar 22nd, 2024 | TABIZINE編集部
旅行中のトラブルは予期せぬ瞬間に楽しみを奪ってしまうもの。突然起こるさまざまな問題に対して、適切な対処法を知っておきたいですよね。経験豊富な弁護士が、あなたの旅を守る解決策をアドバイス。今回は、旅行会社の倒産に関するよくある質問「FAQ」に回答します。
【現地速報・史上最悪!】無料で楽しめる世の中の不快な音を集めた絶対行きた
Mar 21st, 2024 | わたなべ たい
2024年3月20日から5日間限定で原宿に誕生した「不快ミュージアム by nwm×NTT」。なんと! 世の中にある不快な音や嫌な音を集めたミュージアム。例えば、おならの音やゴキブリがうごめく音、黒板をひっかく音など、絶対聞きたくないけど興味をそそられる? 不快な音が大集合。オープン初日に、その不快音を思う存分体験してきました! いや~!!?
【実録体験談】新聞の占いは当たるのか?1ヶ月毎日占いを見て検証してみた
Mar 20th, 2024 | Kei
今も昔も根強い人気がある「占い」。12星座占いなどのなじみ深いものから、かつて流行した動物占いまで、あらゆるジャンルが存在します。時代と共にブームが去っていく中、昔から変わらず存在するのが新聞の占い。なぜ新聞の占いはなくならないのか? 実は的中率が高いのでは? 本記事では、新聞の占いがどれくらい当たるのか検証します。
【恋人の聖地】大切な人と歩きたい。香川県小豆島の人気観光スポット「エンジ
Mar 20th, 2024 | Yoko
【2024年3月20日更新】日本の数少ないオリーブオイルの生産地としても知られている、香川県小豆島。瀬戸内海では、淡路島に次いで2番目に大きい島です。そんな小豆島には、潮が引くと砂の道が現れて島がつながる不思議なスポットがあります。その名も「エンジェルロード」。潮見表で時間を確認して、ぜひエンジェルロード公園内を散策したいですね。
EVのハテナがワクワクに変わる!日産「STORY OF EV-ERYON
Mar 16th, 2024 | 小梅
旅先で感動の景色と巡り会えたことをきっかけに、環境問題について意識しはじめたことはありませんか? 地球のためにできることの一つとして、電気自動車(以下、EV)への乗り換えがあります。しかし、まだまだ未来の乗り物に感じる人も多いはず。日産自動車は、EVの理解促進を目指したWebムービー「STORY OF EV-ERYONE 電気自動車×満島真之介」を公開しました。日産グローバル本社ギャラリーで行われたWebムービー発表会に参加し、改めて「電気自動車」について考えてみました。