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【TABIZINE自由研究部】日本人の情緒について<2>世の中の見え方はその人の情緒

Nov 26th, 2016

【TABIZINE自由研究部】調べる、考える、まとめる、伝える。

夏休みの自由研究のように、心惹かれることについて、じっくり調べてみる。考えて、試行錯誤し、また考えて、まとめて、発表する。TABIZINEにもそんな場がほしいと思い【TABIZINE自由研究部】を発足しました。部員ライターそれぞれが興味あるテーマについて自由に不定期連載します。

筆者の連載では、常々不思議に感じていた、そして実は根拠のない自信にもつながっていると思われる「日本人の情緒」について考えていきたいと思います。

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今回は、日本が世界に誇る天才数学者、岡潔氏の言葉と照らし合わせながら、情緒について考えていきます。岡氏は、数学者でありながら、情緒や教育について独自の研究を重ね、多くの名随筆を残しました。

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世の中の見え方はその人の情緒そのもの

【TABIZINE自由研究部】日本人の情緒について<2>世の中の見え方はその人の情緒
『私たちが緑陰をみているとき、私たちはめいめいそこに一つの自分の情緒を見ているのです。せせらぎを見ているときも、「爪を立てたような春の月」をみているときも、皆そうなのです。だから他のこころがわかるためにも、自分のこころがわかるためにも、「情緒」がよくわかると非常によいのである。』(「心といのち」p195より引用)

たしかに、世の中の風景や出来事は、見る人の視点や気分により印象が変わります。ある人にとっては人生を変えるほど衝撃的だった風景が、ある人にとっては日常の風景であったり。忙しいときは気にとめなかった通勤路の花を、ある日ふと、「しみじみといい」と感じたりします。

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つまり、見る人の情緒により、いろいろなものが風流にもなるし、つまらなくもなる。その見え方は、見る人の心の色どりそのもの。岡氏も、色どりという言葉をよく使っています。

『日本民族には、民族的情緒の色どりがあることを知ったわけです。』(「日本のこころ」p71より引用)

『日本民族は情の民族である。フランスには情という言葉はない。和英によると、英米にも情という言葉はない。(中略)ドイツについては、フィヒテの指す方向に情はない。情の色どりが情緒である。』(「数学する人生」p81より引用)

筆者も、連載第一回「【TABIZINE自由研究部】日本人の情緒について<1>色気ある空気の国」で、「情緒」という言葉を翻訳サイトで変換した「Emotion」は、ぴったりの言葉ではないと感じていました。

次のページでは、他国在住のライターに尋ねてみた答えをご紹介します。

(次のページに続く)

山口彩

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