初対面の人に出身地や住んでいる場所を聞くと、その街のイメージーがふっと浮かんできますよね。「いいね」「すてき!」などと思わず声が漏れてしまう瞬間もあるかと思いますが、そうした印象のいい街、ブランドイメージのいい都市と言えば、国内でどこを思い浮かべますか?
そこで今回はブランド総合研究所が行った「地域ブランド調査2016」から、魅力度の高い日本の都市をランキング形式で紹介します。評価のポイントは魅力度、認知度、観光意欲度、居住意欲度、愛着度、自慢度など103項目に及んでいます。生まれた街が、あるいは今住んでいる町がランクインしているか、ぜひともチェックしてみてくださいね。
第5位:横浜市(41.5)※カッコ内は魅力度スコア
第5位は横浜市。神奈川県の県庁所在地で、大人気の観光地でもありますね。筆者は今北陸の地方都市に住んでいますが、ちょっと前に近所のお店でコーヒーを飲んでいると、地元の男子高校生が横浜への憧れを口にする声が聞こえてきました。
なるほど以前に家族で横浜のタクシーに乗ったときに、運転手が「横浜の夜景は東京の比じゃないくらい美しい」と豪語していた記憶もあります。「東京なんてダサい」と胸を張るハマっ子を、筆者は何人も知っています。納得のランクインですね。
横浜からさらに南下して藤沢、鎌倉、茅ケ崎、逗子などの湘南エリアもオシャレ感たっぷり。ちなみに鎌倉市は同調査で第7位にランクインしていました。
第4位:小樽市(42.9)
次は北海道の小樽市。確かに小樽と聞くだけで、運河やレンガ造りの倉庫など、独特の景色が思い浮かびます。筆者も北海道に住んでいたころは小樽にしばしば足を運びました。小樽港から出発するフェリーで京都の舞鶴と何度か往復した思い出もあります。
小樽はとにかく町全体がロマンティック。全国チェーンのハンバーガーショップですら、なんだかすてきな恋の物語が始まりそうなワクワク感がありました。ブランドイメージという意味では、こちらも納得のランクインですよね。
第3位:札幌市(43.6)
第3位も北海道の札幌市。道庁の所在地で、北の大都市です。碁盤の目のように街区が整理されていて、街の中心には、掲載した写真のように緑の豊かな大通公園もあります。
時計台や北海道庁など、北海道の開拓期をしのばせてくるノスタルジックな建物も多くあり、本当に美しい場所ですよね。かつて札幌の雪まつりで知り合ったロシア人団体客は「オーチン クラシーバ(とても美しい)」と声を漏らしていましたよ。
第2位:京都市(45.1)
世界的な観光地、京都がやはりランクインしてきました。清水寺、仁和寺、金閣寺、永観堂、桂離宮、修学院離宮、東福寺、伏見稲荷など、観光地を上げればきりがありません。過去には世界の観光都市として世界No.1に認定された実績もあります。
翻訳の仕事もする筆者は外国人と交流する機会が少なくないのですが、京都の魅力にほれ込んで、移住を画策する外国人を両手の指で数えきれないほど知っています。さすがの世界的知名度を誇る都市ですよね。
第1位:函館市(46.8)
なんと第1位も北海道の港町、函館市が選ばれました。しかも2年連続です。小樽市、札幌市、函館市と全て北海道。さらにTOP10の6位には富良野市まで入っています。
ブランド総合研究所が行った地域ブランド調査の都道府県版「東京都は3位!【魅力的な都道府県ランキング】8年連続の1位はどこ? 」では、最も魅力的な都道府県に北海道が挙げられています。北海道はブランド作りに成功しているのですね。
ちなみに函館市は天然の良港と言われる港町で、津軽海峡に突き出した函館山(334m)が風浪から湾内を守ってくれています。その函館山からの眺めは、言わずと知れた世界三大夜景の1つ。
「実はまだ函館の夜景を見ていない」という人は、北海道新幹線も開通しています、この冬にでも出かけてみたいですね。
以上、日本の魅力的な都市を紹介しましたが、いかがでしたか? 先ほど6位を富良野市、7位が鎌倉市と言いましたが、その他に8位は石川県の金沢市、9位は兵庫県の神戸市、10位に大分県の別府市などが選ばれていました。
皆さんの好きな街は含まれていましたか?
[地域ブランド調査2016 – ブランド総合研究所 ] [All photos by Shutterstock.com ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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