海外を旅していると写真を撮るときに決まって言われる「日本人って、みんな写真撮るときにピースサインするよね」という一言。でもそれって日本人だけ・・・? いえいえ、そうではありません。実は海外にも形は違えど、特有のポーズというのは存在します。今回はハワイのアロハポーズやタイの両手を合わせるポーズなど、王道から少し外れた海外の写真ポージング事情を、筆者の経験を踏まえながらご紹介します。
Case.1 アメリカ
アメリカ女性によくある、腰に手を当てる決めポーズ。シャイな日本人の私たちからすると、相当な自信と美貌があって初めて許される敷居の高いポーズのようにも感じますが、彼女たちにとっては「ド」がつくほどの定番ポーズです。それもそのはず、アメリカ人女性にとって写真映りで大切なことは「可愛く」見えるよりも、いかに「セクシー」で「ホット」に見えるかということ。実際に筆者の友人数名に腰に手を当てる理由を尋ねてみると、「セクシーに見えるし、腕が細く見えるでしょ」とのことです。そんなカラクリがあったんですね。
Case.2 インド
(C) Rishant Mehta
一見なんの変哲もない、ただのイケてる写真のようにも感じるこの一枚。でも実はここに、インド人ならではのトリックが隠されています。そう、「サングラスをかけたままジーンズのポケットに親指を入れ、片足を手前に出し真顔で映る」ーこれこそがインド人男性によくあるポーズなんです。ちなみに多くのインド人は無意識にこのポージングをしているそうで、例に漏れず「日本人ってさ・・・」と切り出す友人に特有のインド人ポーズを指摘すると、「そういえばそうかも・・・!」と半ば驚いた様子で納得していました。
(次のページに続く)
Case.3 韓国
日本人にも浸透している小顔効果もある「虫歯ポーズ」は、お隣の韓国発祥の写真のポーズ。そんな韓国にはもうひとつ、男女問わず使える人気のポーズがあるんです。それは「指ハート」というもの。なんでもある韓国スターが始めたことがキッカケで人気に火がつき、若者を中心に現在進行形で大流行中なんだとか。そんなことも知らないときにある韓国人グループが指ハートで写真を撮る光景を目の当たりにした筆者は最初「・・・お金?」と混乱を起こしましたが、理由を知るとなんともお洒落で可愛いポーズです。
Case.4 中国
観光地にいくといつも写真を撮っていると言われる日本人と同じように、写真が大好きな中国人。ただ割合的には、物体よりも自分が被写体となっているものがメインです。そんな撮られることが大好きな中国人には特別決まったポーズはありませんが、とにかく「その場に座る」「寝転んでみる」「ジャンプをする」など、体勢を変えることが多いようです。そしてワンショットで終わることはなく、何パターンかポーズを変えながら数枚撮ることがマスト。写真チェックも入念に行い、納得のいく一枚を収めるまでカメラマンが辛抱強く写真を撮り続けている様子は、海外の観光地でよく見る定番の光景。一生に一度になるかもしれない憧れの場所だからこそ、最高の映りのものを残したいというのは納得ですね。
Case.5 ケニア
(C) Saya Meguro
筆者がケニアを旅しているときによく見た、若者の男性に大人気のポーズといえば「裏ピース」。実はこれは欧米各国では「侮辱」を意味するものでもありますが、ケニアではクールなポーズのひとつとされています。最初は「馬鹿にされているのかな」と良からぬ考えもよぎってしまった筆者ですが、SNS上にあげられている他の写真もほとんどが笑顔と裏ピースの二点セットの彼ら。後々仲良くなったナイロビのヒップホップダンサー(上写真)たちに理由を聞いてみると、「裏ピースは僕らが愛するヒップホップカルチャーにも関係している、クールなポーズなんだよ」とのことです。
いかがでしたでしょうか? 実は日本だけではなく国によってそれぞれ異なる特徴を持つ、世界のポージング事情。もしこの先「日本人ってさ・・・」と外国人の人たちに指摘されることがあれば、自信満々で「日本だけじゃないよ!」と教えてあげてみてください。またそこで、新たな発見があるかもしれません。
[Photos by Shutterstock.com]
Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。
徳島県「剣山」のミステリーとは?平家落人伝説・失われたアーク・若返りの水
Apr 17th, 2024 | あやみ
西日本で2番目に高い山「剣山(つるぎさん)」は、山岳信仰の対象とされてきた霊山です。そのため、アーク伝説や、平家落人伝説といったミステリアスな伝説が残っています。そんな剣山は、登山道やリフト、山小屋「ヒュッテ」などが整備されており、登山初心者でも登りやすい山です。今回は剣山の不思議と見どころに迫ります。
【日本三大七夕祭り】仙台七夕まつり・湘南ひらつか七夕まつり・もうひとつは
Apr 14th, 2024 | あやみ
7月7日に行われる星祭「七夕」。1年に1度、七夕の夜だけに織姫と彦星は会うことができるという伝説があり、願い事を書いた短冊を笹に飾りつけることが習わしとなっています。そして、日本三大祭りに挙げられるのが、宮城県仙台市の「仙台七夕まつり」、神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」、愛知県一宮市の「一宮七夕まつり」もしくは愛知県安城市の「安城七夕まつり」です。今回はそれぞれの歴史と特徴をご紹介します。
1300年信仰される霊峰「白山」とは?白山比咩神社や登山後に寄りたい温泉
Apr 11th, 2024 | あやみ
石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがる「白山(はくさん)」は、古くから信仰の対象として崇められてきました。白山国立公園に位置し、登山コースや白山室堂などの山小屋も整備されています。今回は、そんな白山の歴史や見どころをご紹介。全国白山神社の総本宮「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」や、白峰温泉総湯も登場しますよ。
誰にとっても旅が楽しいものであるために。「オストメイトのための温泉日帰り
Apr 10th, 2024 | 小梅
出かけた先でよく見かける「オストメイト」対応のトイレ。必要としている人がいるのは分かっていても、そもそも「オストメイト」自体、いまいちよく分からないという方も多いのではないでしょうか? 今回それを学ぶべく、2024年4月1日(月)に行われた「オストメイトのための温泉日帰りツアー」に参加してきました。このツアーに参加したことで“オストメイトではない側”の意識改革も必要だと実感したのでした。
【日本三大盆踊り】秋田「西馬音内盆踊り」・岐阜「郡上おどり」もうひとつは
Apr 6th, 2024 | あやみ
盆に踊る民俗芸能である「盆踊り」の起源は、なんと1,000年以上前といわれています。盆踊りの音頭を聞くと、不思議と懐かしい気持ちになりますよね。今回は、日本三大盆踊りに挙げられる秋田県羽後町の「西馬音内(にしもない)盆踊り」、岐阜県郡上市の「郡上おどり」、徳島県徳島市の「阿波おどり」の歴史や特徴をご紹介します。
東京から日帰りで行ける!山そのものがパワースポットの「筑波山」とは?
Apr 3rd, 2024 | あやみ
昔から「西の富士、東の筑波」といわれている「筑波山」は、茨城県中央部にある筑波山地の主峰です。古くから信仰の山として栄えてきました。今回は、そんな筑波山の歴史やパワースポットにフォーカス。ロープウェイやケーブルカーが整備されており、登山をしたり、約3,000年の歴史を誇る古社「筑波山神社」を参拝したり、さまざまな楽しみ方ができますよ。
【レアすぎるお宝鉄道グッズ7選】人気鉄道写真家・櫻井寛さんに特別公開して
Apr 2nd, 2024 | Miki D'Angelo Yamashita
乗り鉄、撮り鉄問わず、あらゆる鉄道ファンから大人気の鉄道写真家・櫻井寛さんは、世界95か国で列車を撮影しています。そんな櫻井さんが世界を巡って入手した鉄道レアグッズ7点を、お宝にまつわる思い出とともに紹介していただきました。鉄道ファン垂涎の品々が続々登場。鉄道ファンならずとも興味深いお宝エピソード満載です。
【世界幸福度ランキング】日本は何位?1位は7年連続のフィンランド!
Apr 1st, 2024 | TABIZINE編集部
国連が毎年発表している「世界幸福度ランキング」。世界143カ国を対象に調査が行われた2024年版が発表されました。世界でもっとも幸せだと感じている人が多い国はどこでしょうか? そして、日本は何位? 2024年の世界幸福度ランキングを紹介します。
【日本三大史跡】福岡県「大宰府跡」・奈良県「平城宮跡」・もう1カ所は?
Mar 31st, 2024 | あやみ
日本各地に多数点在する「史跡」。見学することで、その土地の歴史や文化を垣間見ることができますよね。今回は、そんな数ある史跡のなかで、日本三大史跡に挙げられる福岡県太宰府市「大宰府跡」、奈良県奈良市「平城宮跡」、宮城県多賀城市「多賀城跡」の、それぞれの歴史や特徴のほか、見どころをご紹介します。
2024最新【ランキング】日本より治安がよくて物価が安い国は欧州に2カ国
Mar 30th, 2024 | しげたまこと
多くの国で物価が上昇しており、以前にも増して海外旅行では出費がかさんでしまいそうです。また、未だに戦争が続いている国や地域もあり、安全に旅行できるかどうかも気になるところ。そこで、日本よりも治安がよくて物価の安い国を調べてみました。