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連載「迷える女子に、幸せ行きの切符を」第2話/人生への挑戦、してる?

Feb 4th, 2017

小説「迷える女子に、幸せ行きの切符を」第2話/人生への挑戦、してる?

連載小説「迷える女子に一人旅のススメ」第1話/一人旅ってありかも?
<過去のお話はこちらから>第1話/一人旅ってありかも?

出発12日前。AM11:00


台湾に決めた理由は単純だった。

・最短で1泊2日で行って帰って来れるらしい
・治安や交通の便が良いらしい
・親日で日本語が通じる場所が多いらしい
・そして何より、小籠包や、原宿で話題のかき氷など気になる食べ物がたくさん
・千と千尋の神隠しの世界に一目惚れ

「遊んでないで仕事してくれるかな?」
低い声で仕事中に後ろから声をかけられ焦って振り向くと、いたずらっぽく笑う真由が立っていた。

「もう、びっくりするじゃん」
「いやいや、仕事中に旅のサイト見てるほうが悪いでしょ。でも台湾に決めたんだね。えらいえらい」
頭を軽くよしよしと撫でられ、相手が女子ながらキュンとする。2日前の飲みで一人旅を勧められ、迷った末に「確かにこのまま何も変わらないくらいなら、やったことが無いことに挑戦してみるのも悪くないかも」と思い、初めての一人旅を決めた。幸いパスポートの有効期間が残り半年あることは確認済であり、真由に「半年しかなかったら、アメリカには行けないね」と言われ、国によってパスポートの残存有効期間の制限が違うことも初めて知り驚いた。

行くのはなるべく早めの週末。初めての一人旅で長期滞在も不安なので、期間は短くていい。台湾なら土曜日の朝に出て日曜日の夜に帰ってくる弾丸旅行で決行できるというのも「台湾なら行けるかも」と思った理由だった。

「初めて過ぎて、まず何から始めたらいいのかわかんない。というか、今ネットでツアー調べてるんだけど、もうどこもいっぱいで、数ヶ月先まで予約がとれないみたいなんだけど」
せっかく行く気になったのに行けないとなると、行きたい気持ちが増してくるから不思議。真由は「ランチの時に調べよ。とりあえず仕事しなさい!」と自分の席に消えて行った。

(次のページへ続く)

栢原 陽子

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