ドイツ在住、TABIZINEライターの赤松春奈です。スマホで気軽に写真を撮って、すぐさま世界に発信できる現代は、いわゆるSNS映えするフォトジェニックなスポットが人気です。そんなSNS時代の新名所とも言える世界のフォトジェニックなスポットやグルメを、リレー形式で連載していきます!
今回は台湾南部に位置する古都・台南。かつて首都が置かれていた歴史の街であると同時に、「美食の街」としてもその名をとどろかせています。
台南に行くなら、フルーツデザートは必食。一年を通して温暖な台南は、新鮮なフルーツデザートを売りにする果物店があちこちに見つかるフルーツ天国なのです。
台南の大人気フルーツショップ「泰成水果店」
台南で行列のできる人気フルーツショップが、「泰成水果店」。ここ数年でおしゃれなカフェやショップが次々にオープンし、いつも若者で賑わうファッショナブルストリート、「正興街」に店舗を構えています。
古い建物を改装したモダンなお店が並ぶなかで、人だかりができている昔ながらの果物屋さんが「泰成水果店」。1935年創業の老舗で、南国の新鮮な果物をたっぷり使ったデザートが多くのファンを獲得。平日でもしばしば行列ができるほどの人気ぶりです。
昼間は行列ができていましたが、夜7時ごろに訪れると比較的空いていました。遅くまで営業しているので、混雑を避けるなら夜が狙い目かもしれません。
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「泰成水果店」の看板メニュー、メロンのアイス盛り
「泰成水果店」を訪れるお客さんのほとんどがお目当てにしているのが、半分に切ったメロンをお皿がわりにして、その上にアイスをてんこ盛りにした看板メニュー。
アイスは季節によって変わりますが、常時複数の組み合わせが用意されています。写真は「哈蜜瓜(メロン)+百香果冰沙(パッションフルーツシャーベット)+自製哈蜜瓜義式冰淇淋(自家製メロンアイス)+自製草苺義式冰淇淋(自家製イチゴアイス)」(220元)。
とっても長い名前ですが、そのものズバリを指しているのでわかりやすいですね。中国語でも漢字を見ればある程度察しがつくので、指さしで注文できます。
人の顔ほどの大きさがあるメロン半分にアイスを「これでもか」と載せたオリジナルデザートは、大迫力のビジュアル。これが日本円にして800円ほどで食べられるなんて、フルーツ好きには夢のようです。
ジューシーなメロンと自家製アイスが絶妙
SNSで「見て見て!」と自慢したくなる、とにかくインパクト大のデザートですが、人気の理由は見た目だけではないんです。フルーツ天国・台南の人気店は、もちろん味だってハズしません。
甘くてジューシーなメロンと、フルーツ本来のおいしさを最大限に生かしたアイスのコラボレーションは絶妙。最高にさわやかなデザートです。
メロンの種を取り除いた部分には、パッションフルーツのシャーベットがたっぷり。さまざまな味と食感が楽しめるので、量が多くても意外に飽きることがありません。
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食べやすい工夫も人気の秘密!?
単にメロンを半分に切っただけだと、毎回くり抜いて食べるのが大変ですよね。実はこのメロン、ただ半分に切っただけではなく、内部がくり抜かれていて、小さな丸いメロンがコロコロと入っているのです。
見た目は大胆でも、食べる人のことを考えて細かな工夫がされている。そんなところも、「泰成水果店」の人気の秘密なのかもしれません。
見た目のインパクトだけでなく、フルーツ本来のおいしさと食べやすさにもこだわった「泰成水果店」のメロンデザート。台南に行ったら、これを食べずしては帰れません。
「泰成水果店」
住所:台南市正興街80号
電話:(06)228-1794
営業時間:月~金14:30-23:00、土14:00-23:00、日14:00-22:00
[All Photos by Haruna Akamatsu]
Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。
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