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大人も子どもも思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

Posted by: 倉田直子
掲載日: Feb 27th, 2017. 更新日: Feb 28th, 2017
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大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

アメリカのミシガン州南東部に位置する都市アナーバー(Ann Arbor)は、別名「木の町」(Tree Town) と呼ばれるほど自然が豊かな美しい場所。ミシガン大学本部キャンパスがあることでも有名です。また、日本でも大人気のドミノ・ピザ社(宅配ピザ・チェーン)の本社もこのアナーバーにあるのだとか。けれど実は、この街にはとある秘密が隠されていたのです。その秘密とは、街のそこかしこに「妖精のドア」が現れるということ。ちょっと一緒にのぞいてみましょう。


思わずのぞいちゃう、街角の小さなドア

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

ここは、アナーバーの街にあるギャラリーのショーウィンドー。ちょっと不思議なものがあるのが分かりますか?

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街
(c) facebook/Urban Fairies

もっと近づくと、壁に小さな小さなドアが付いていることが分かります。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

通りがかった子供たちも、ドアに近づいて興味津々にのぞき込んでいます。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

驚いたことに、この小さいドアが存在するのはギャラリーの壁だけではありません。これは、とあるお店の入り口横に出現した小さなドア。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

やっぱりのぞいちゃいます!

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

ドアの中が気になるのは、子供ばかりじゃありません。大人だって興味津々。実はこのお店に現れたドアは、反対側の窓につながっていて、そちらからのぞき込むこともできるのです。

他にも街の様々な場所に現れるこの小さいドアは、地元の人々から「妖精のドア」(Fairy Doors)と呼ばれています。確かに、妖精が出入りするのにちょうど良さそうなサイズですね! では一体、どんな妖精たちがこのドアを使っているのでしょう。

作家の家に突然現れた「妖精のドア」

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

この「妖精のドア」を使っている妖精たちは、この「Who’s Behind the Fairy Doors?」(妖精のドアの後ろにいるのは誰?)という本で見ることができます。子供たちが描いた妖精のイラストを、ジョナサン・ライト氏(Jonathan B. Wright)という児童文学作家が清書してとりまとめた可愛らしい本です。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/The Michigan Daily

こちらが、その本の作者のライト氏。実は、アナーバーの街の妖精のドアは、1993年に彼の家で「発見」されたのが始まりなのだとか。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

こちらが、ライト氏のご自宅で最初に「発見」されたドア。今でもまだご自宅にあるそうです。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

ドアだけではなく、中には階段まであります! ライト氏曰く、この階段は別のドアに続いているそうなのですが、そちらのドアはいつも鍵がかかっていて開けられないのだとか。うーん、残念!?

このドア以降、ライト氏のご自宅のみならず、街中に今でも増え続けてるという「妖精のドア」。それでは、アナーバーの街の他のドアを見ていきましょう。

アナーバーの街の「妖精のドア」たち

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

ここは、街のミュージックホール。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

ドアばかりではなく、チケット発券口まであるのが面白いですね! 妖精たちも音楽を聴きに来るのでしょうか。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

カフェにあるドアには、「妖精に食べ物をあげないで!」との注意書きが。

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

そしてこれは、ライト氏のご自宅の暖炉に出現した2つ目のドア。なんと中には、階段や暖炉まであります!

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

別の角度からは、窓も見えますね。自宅に妖精が住んでいる(かもしれない?)なんて羨ましい!

大人も子供も思わずのぞいちゃう!「妖精のドア」があらわれるアメリカの街

(c) facebook/Urban Fairies

このように街の様々な場所に現れて、大人も子供も夢中にさせてくれる「妖精のドア」。今ではその様子を、前述のライト氏がフェイスブックのグループ「Urban Fairies」で取りまとめてくれています。
アメリカのミシガン州に行く機会があれば、ぜひこのアナーバーの街にも立ち寄って、妖精のドアを探してみたいですね。

[Mysterious Tiny Doors Keep Appearing Across This Town, And Here’s The Secret Behind Them]
[Urban Fairies – Fairy Doors of Ann Arbor]
[Urban Fairies]

倉田直子

Naoko Kurata ライター
オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/


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