LCCの就航で気楽に格安で旅ができるようになったバンコク。2泊3日の日程で旅行すれば、バンコクを堪能するだけではなく、アユタヤまで足を延ばすことも可能です。そこで一人旅でも楽しめるバンコク弾丸ツアーをご紹介! 三連休にもってこいの旅行プランですよ。
往路に使いたいのは午前発の便
成田空港から9:15発のLCC「エアアジア」に乗れば、その日のうちにバンコクのドンムアン空港に到着します。約6時間半のフライトで、14:05にはバンコクに到着していますよ(タイと日本の時差は1時間です)。
空港に到着したら、タクシーかローカルバスを利用して市内へ。まずはゴールドの寝釈迦仏で有名なワットポーを訪れるといいでしょう。その前にホテルに荷物を預けたとしても市内であれば旅行初日にワットポーを訪れることができそうです。ワットポーの営業時間は18時までとなっています。
約49メートルもある寝釈迦仏は迫力満点! 足の裏にはバラモン教の世界観が描かれていて、ここで記念撮影をする人があとを絶ちません。じつはこの寝釈迦仏の後ろ側に回り込むことも可能なのです。約2時間あれば、ワットポーを隅々まで観光できます。
ワットポーを楽しんだ後、船着場へ向かい、次の目的地の最寄りの船着場までチャオプラヤ川を満喫するのもいいかもしれませんね。チャオプラヤーエクスプレスに乗れば、バンコクで頻発している渋滞とも無縁になれます。
カオサン通りで夕食
バンコク初日のディナーはバックパッカーの聖地のひとつとして有名なカオサン通りでとるのもいいでしょう。ずらりと屋台が並んでいて、何を食べようか迷ってしまいますよ。いかにもバンコクらしいカオサン通りでパッタイなどタイのB級グルメを味わえば、旅行情緒も増すはず。
2日目はアユタヤで遺跡巡り
バンコクからアユタヤに向かう方法はいくつかありますが、一番簡単なのは「ファランポーン駅」から電車に乗っていく方法。チケットカウンターへ行き、アユタヤまでのチケットを買えばオッケーです。乗車時間は1時間半から2時間くらいなので、午前の早い時間にホテルを出れば、1日アユタヤを満喫できます。
しかし、アユタヤに到着しても、駅前に遺跡があるわけではありません。川をこえなければいけないのです。トゥクトゥクを使う手もありますが、観光客価格を取られる可能性があるため、船での移動がオススメ。船着場はアユタヤ駅から歩いて2〜3分の場所にあります。また船を降りると、すぐにレンタルサイクル屋があるので、ここで自転車を借りておくと便利ですよ。
400年もの間、王朝として栄えていたアユタヤはビルマ軍によって徹底的に破壊されたました。朽ち果てたレンガ、頭のない仏像・・・それらが広がる青い空と対照的で何だか切なくも懐かしい気持ちにさせられます。
ワット・マハタートにある菩提樹に包まれた仏頭。
ワット・プララームの仏塔。周りの半分が池に囲まれています。タイの歴史を感じさせられる遺跡ですね。
ワット・ローカヤ・スターの大きな寝釈迦仏。袈裟の大きさにも驚かされます。
夜はライトアップを行なっているそうで、幻想的で美しいですね。アユタヤ遺跡は一生に一度は行っておきたい場所だと言えます。ツアーで行くと割高になりますが、個人で行けば格安で遺跡を巡ることができ、食費代をあわせても、3000円以内ででおさまるでしょう。
2日目のディナーはシーズンと天気にもよりますがアユタヤで直射日光を浴びて疲れが出るかもしれませんので、タイスキでもいかがでしょう? 辛くないので、胃腸にも優しいですよ。
3日目はサイアムでショッピング
3日目もギリギリまでバンコクを堪能したいのなら、スワンナプーム国際空港から14:50発の「タイ国際航空」に乗るといいでしょう。この便に乗れば22:30に羽田空港に到着します。元気な行きは成田空港を使用し、帰りは羽田空港を使用すれば、旅疲れが出にくいかもしれませんね。
この便に搭乗する場合、12時過ぎにはスワンナプーム国際空港に到着したいところ。そのため最終日はサイアムでギリギリまでショッピング&フードコートを楽しむのがベスト。サイアムには伊勢丹をはじめデパートが軒を連ねており、買えないものはほとんどありません。お土産を買うのにも最適なスポットなのです。
筆者がオススメしたいのは「Big C」というスーパー。衣料品、食料品が格安で手に入ります。バンコク版のイオンといったところでしょうか。ここにはフードコートもあり、小腹が空いたら、食事をとることもできますよ。
さて、買い物を終えたら、空港に向かって出発です。サイアムからスワンナプーム国際空港は実際にタクシーを使ったことがあるのですが、1000円〜1200円ほど(高速代込み)で約40分で行けます。荷物を持って移動するのは辛いと思いますので、最後は奮発してタクシーを使ってしまいましょう。
バンコクであれば2泊3日の弾丸旅行でも大いに満足できそうですね。
[All photos by Shutterstock.com]
Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
【タイ・バンコク】地元民も大絶賛!チャトゥチャック週末マーケット&ルメリ
May 16th, 2023 | 鈴木幸子
バンコクの宿泊ホテルでおすすめスポットを尋ねて、タイ人スタッフみんなに勧められたのが「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」。まだ未体験だったこの週末市、行ってみたら雑貨天国で大感激でした! ホントに便利でリラックスできたホテル「ルメリディアン・バンコク」も一緒にレポートします。
【タイ・バンコク】新ナイトマーケット・ノスタルジックなアート街・船上レス
May 12th, 2023 | 鈴木幸子
2023年5月8日(月)に日本入国の水際対策もなくなり、そろそろ海外行きたいモードが再燃しているかもしれませんね。しかし最近の欧州行きエアチケットの激高ぶりに目が点……ということで、もう少し身近なタイ・バンコクはいかがでしょうか? コロナ禍の空白の3年がたっても、相変わらず人気かつ、おひとりさまでも楽しめるスポットを現地ルポで紹介します。
プーケットの隠れ家ホテル「キーマラ」で贅沢リゾート時間!タイ入出国状況も
Jun 28th, 2022 | 窪咲子
東南アジアの中でも、早くから外国人観光客の受け入れを再開していた「タイ」。2022年5月1日からは、新型コロナウイルス対策の入国制限を緩和し、ワクチンを2回以上接種していれば、それまで必要だった入国時のPCR検査と待機が免除されるようになりました。未接種の人でも、渡航前の検査で陰性を証明できれば隔離は免除に。そこで今回は、旅行へのハードルが一気に下がったタイに訪れて、注目の隠れ家ホテル「キーマラ」の魅力を探ってみました。
【世界の美食を巡るYouTuberファイル3】タイの激ウマ屋台を食レポ「
Feb 28th, 2022 | あやみ
タイ・バンコク在住の人気YouTuber、TJさんのチャンネル「TJ Channel Thailand」。タイの観光名所やグルメのほか、アクティビティ、ナイトライフなどを幅広く紹介しています。TJさんは日本人の父とタイ人の母を持つハーフでタイ語がペラペラです。そんな「TJ Channel Thailand」の再生数が多い食レポ動画のTOP5をご紹介します。
【ハワイ・タイ編】世界のローソンでは今何が人気?売れ筋商品を聞いてみた
Jan 7th, 2022 | 小梅
海外旅行中のコンビニ巡りは、そこに住む人々の生活が見えてくるようで、かなりわくわくするもの。見たことがない商品や、日本ではありえないサービスなどと、生活に密着しているコンビニは情報の宝庫! ということで、次の旅がもっと楽しくなるような「海外ローソン」の人気商品&おもしろサービスをご紹介します。今回は、「ハワイ」と「タイ」です。
【タイのおすすめ旅先・地獄寺まとめ】70カ所以上の「地獄寺」の魅力を研究
Oct 31st, 2021 | TABIZINE編集部
タイは、2021年11月から日本を含む46の低リスク国・地域からの外国人観光客の受け入れを再開。低リスクの対象として承認された国・地域に21日以上滞在している場合は、タイ入国後の隔離は免除されます。そこで、タイ旅行を考えている人に、タイらしい「地獄寺」の魅力をあらためて紹介します。地獄を立体で表現している地獄寺を研究している、地獄研究家・椋橋彩香さんによるタイの地獄めぐりの連載をまとめました。
日本のガイドブックには載ってない!?タイのリゾート・ピピ島の魅力
Apr 16th, 2019 | SUNNY
タイのピピ島と言えば、レオナルド・ディカプリオ主演の『ザ・ビーチ』の舞台として有名な世界屈指のリゾートアイランド。ただ日本のガイドブックにはプーケットから1日ツアーで行くのがおすすめくらいの記 ... more
世界一美味しい料理と言われる「マッサマンカレー」を本場タイのバンコクで食
Mar 31st, 2019 | SUNNY
2011年にアメリカの情報サイトCNNの「World’s 50 most delicious foods(世界で最も美味しい料理50)」という企画で1位になり、日本人でも知るようになった「マッサマンカレー」。本場バンコクでマッサマンカレーが美味しいと話題のローカル食堂「Krua "Aroy-Aroy"」をご紹介します。
【連載】タイの地獄めぐり⑫ 生きて帰るまでが地獄めぐり
Feb 7th, 2019 | 椋橋彩香
生きて帰るまでが地獄めぐり
本連載では、タイにいくつも存在する「地獄寺」をテーマに、筆者が実際に訪れた寺院を紹介しつつ、その魅力をわかりやすく伝えていきます。全12回の連載、最終回となる今回 ... more
【連載】タイの地獄めぐり⑪ アップデートされる仏教
Jan 31st, 2019 | 椋橋彩香
アップデートされる仏教
本連載では、タイにいくつも存在する「地獄寺」をテーマに、筆者が実際に訪れた寺院を紹介しつつ、その魅力をわかりやすく伝えていきます。全12回の連載、第11回となる今回は ... more