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北海道新幹線とレンタカーで松前半島をタイムトリップ!

May 16th, 2017

【TABIZINE 現地特派員による寄稿】 

新幹線がついに北海道に上陸しました。東京駅から4時間ちょっとで新函館北斗駅に着きます。そういわれると、函館を歩く外人観光客が多くなったような気がします。あの方たちは、外国人向けのパスをお使いになっているのでしょう。

新幹線が北海道で最初に停まる駅は「木古内駅」です。東京駅発「はやぶさ7号」に乗り、木古内到着! そこでぜひともおすすめしたいのは、木古内でレンタカーを借りて松前や江差を巡る松前半島のドライブ。木古内駅前にはたくさんのレンタカーが待ち受けています。

江戸時代が色濃く残る松前

よく晴れた日であれば、津軽半島が間近に見える快適な海沿いの道を一時間も走ると忽然と松前の街が現れます。

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松前を歩いていると、自分が北海道にいることを忘れてしまいそうになります。それはまるで、開けてはならない異次元の扉をすり抜けて、異境に迷い込んでしまったかのよう。ヨーロッパ的な風景の北海道の中で、とつぜん日本の、それも土地の水と空気に馴染んだ風景に出会う。

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喩えて言えば、いくらか倒錯的な快感が頭脳を刺激します。数百年の時の中で熟成された本物の和の世界だからでしょうか、そこにいる時間、何の違和感も感じないのです。

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福山城

この不思議な感覚は、味わったものでなければ分かりません。


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光善寺の血脈桜

松前には250種類もの桜が生育しています。中でも南殿(なでん)と呼ばれる品種が目を引きます。マツマエハヤザキとも言うのですが、八重のとても美しい桜で松前だけにある品種だそうです。


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その南殿という桜は、その昔、松前の鍛冶屋のご隠居が娘を連れて畿内を旅し、奈良で娘が親しくなった尼寺の美しい尼僧からもらい受けたものが始まりといいます。鍛冶屋の娘の桜は、光善寺の境内に植えられました。

その名も「血脈桜」と言いますが、一度切り倒されそうになったものの前の晩に僧侶の枕元に美女が現れたため、伐採を思いとどまったという謎めいた経緯があり、現在も光善寺の境内に毎年咲き誇っています。樹齢200年とも300年とも言われますが、地面から空中に向かい扇を広げるように花を咲かせ、とてもみごとです。


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光善寺

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血脈桜

松前では、5月中は桜、初夏にはあざやかな色のあじさいも咲き誇り、池のハスが静かに桃色の花を咲かせています。

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8月のあじさい

かつての賑わいの名残を今にとどめる江差

少し足を伸ばして江差にも寄りたいところです。「江差の五月は江戸にもない」といわれ、鰊や昆布を求めて北前船が押し寄せた往時の街並みが、真空パックされたかのように今も残ります。鰊と共に去った繁栄ですが、そのことも、内地から職人を呼び寄せて作らせた豪奢な商家を今に伝えることに役立っているのでしょう。

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江差

松前が北海道の小京都とすれば、江差は小江戸でしょうか。江差までは、かつて松前藩の蠣崎氏が城(館)を構えていた上ノ国(かみのくに)を通って一時間強ほどのドライブです。そして、江差から函館に戻る内陸の道のりも一時間ほど。くれぐれもスピードの出し過ぎにはご注意。

ちなみに、江差から函館方面の国道227号線の途中に館城址(たてじょうし)という遺構があります。そこは函館戦争の激戦地になった場所ですから、江差の開陽丸(復元)と共に、歴史ファンならちょっと立ち寄ってみることをおすすめします。


Naoki

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