海外旅行の際には、どこで両替するべきか悩みます。旅先の通貨によっては、日本国内で事前に両替しておいたほうが安く済ませられることも。
外貨両替にあたり、もっともおトクな方法とは?
米ドル・ユーロを両替するなら・・・
■日本国内の銀行
日本国内の大手銀行での外貨両替は、一部の通貨を除き、為替レートがあまりよくないのをみなさんもご存知のことでしょう。
さて、この一部の通貨というのが、米ドルとユーロです。これらに関しては、日本国内の銀行がおトク。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行など大手銀行の店頭での為替レートを確認してみると、どの銀行も1米ドルあたり約3円、1ユーロあたり約4〜6円の手数料となっています。(※2017年6月21日現在)
■トラべレックス・オンライン
メジャーな空港だと、ほぼ必ず見かける外貨両替専門店「トラべレックス」。こちらのオンラインサービス「トラべレックス・オンライン」を利用すれば、米ドルやユーロの両替がおトクにできます。ただ、店舗窓口では適用されないので、あらかじめオンラインで購入しておく必要があります。
次は気になるアジアの通貨について!
アジアの通貨を両替するなら・・・
シンガポールのシンガポールドル、マレーシアのリンギッド、タイのバーツ、フィリピンのペソなど東南アジアの通貨や、台湾の台湾ドル、中国の元、韓国のウォンといった通貨は、現地到着後に両替したほうがおトクです。
現地の銀行や外貨両替所を利用しましょう。両替所は銀行よりレートが良いことも多々ありますが、なかにはきな臭いところも存在するので(ニセ札をつかまされたら大変!)、筆者が利用する際にはショッピングモール内の両替所を選ぶようにしています。
現金は最小限にして、クレカをフル活用
現金の所持は最小限にして、海外旅行中はクレジットカード(クレカ)をできるだけ利用するのが、実はもっともおトク。VISA、MasterCard、JCB、アメックスなどカード会社により手数料が若干異なるものの、調べてみると1.6〜2%程度です。
また、クレカで海外キャッシュサービスを利用するのも悪くありません。例えば三井住友Visaカードの例でいくと、海外キャッシングサービスは日本国内のキャッシングリボと同じく実質年率15〜18%、ちなみに日本国内のリボ払いの実質年率は15%。
海外のATMで現金を引き出して帰国と同時にカード会社に返済の電話を入れれば、金利を抑えることができます。
2年ぐらい前になりますが、三井住友Visaカードの海外キャッシングサービスで5万円ほど、現地のATMで現金を引き出しました。その後、1か月ぐらいそのことをすっかり忘れていたのですが、金利は驚くほど少なかったためホッとした記憶があります。確か800円ぐらいだったような・・・。
もちろん海外のATMから現金を引き出す際の使用料はかかりますが、それほど高くないので、比較的安く済ませられると思います。
この夏、海外旅行を予定している人はぜひ、参考にしてみてくださいね!
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