昔から多くの人々が訪れる地として人気の高い、古都・京都。最近は、日本人だけでなく海外からの観光客も増えてきて、季節問わず混み合っている観光地になってきました。最近ではホテルも足りないと言われるようなことも・・・。

そんな中、京都の祇園にまたひとつ新しいホテルがオープン。ホテル周辺はもちろん、清水寺までも近く、頑張れば歩いていける距離という好立地！ 今回は、オープンしたばかりの「京都グランベルホテル」を紹介いたします。

京都にしっかりなじんだ外観

「京都グランベルホテル」は、地下鉄「祇園四条」より徒歩2分くらいの場所にあります。とても近いので、迷うことなくたどり着けます。

外観は、京都の風景にしっかりなじんだデザインになっており、ホテルというよりは旅館の様な雰囲気。建物は地下1階～地上4階までとなっています。

館内に入ると、広々としたロビーが広がっています。様々なタイプのソファーやテーブルなどが置いてあり、くつろいだ空間を演出。「京都グランベルホテル」は「祇園継承×日本クリエイティブ」を愉しむというコンセプトで作られており、現代的でありながらも、昔ながらの日本を感じられるようになっています。

着物も飾ってあったりと、和の雰囲気もばっちりです。インバウンドで来られる外国人のお客様も喜びそうですね。

フロントの背後には、大きな箪笥が。こちらは、アンティークのものを買い付けたのだとか。重厚な感じがいいですね。

それでは、気になるお部屋の方を早速紹介しましょう。

こだわりの6タイプの部屋

「京都グランベルホテル」では、様々な6タイプの部屋を用意。ビジネスから観光までいろんなシーンで利用できます。

一番部屋数が多いのが「プレミアキング」。ドアを開けると、窓際にキングサイズベッドがどーんと現れます。部屋の半分以上がベッドですが、不思議と圧迫感を感じません。まるで大きなソファーの様な感じで居心地もよさそう。

この部屋の洗面台は外にあり、部屋のデザインとして作られているそう。また、シンプルにシャワーブースになっています。大浴場があるので、お風呂に入りたくても大丈夫ですね。

次に部屋数が多いのが「モデレートツイン」。セミダブルサイズのベッドが並ぶ、一番使いやすいタイプのお部屋です。

地上階の部屋からは、京都の季節を感じられる景色が広がります。秋になると紅葉が目の前に広がるので、秋には人気が出そうな部屋ですね。

「京都グランベルホテル」では和室にベッドを配置したお部屋も用意。「和室モデレートツイン」と「和室モデレートダブル」「和室プレミアツイン」では畳の香りとともに過ごすことができます。

靴を脱いで畳でくつろげるのは嬉しいですね。ほっとしちゃいます。また、ベッドも他の部屋のものよりも低めに作られており、圧迫感を感じません。

設置してあるテーブルや椅子も低めで、和室ならではの滞在を堪能できますよ。

他にも、バリアフリーに対応した1室のみの「ユニバーサルツイン」や、ダブルベッドを配した「モデレートダブル」などがあり、自分の滞在にぴったりの部屋を選ぶことができます。

次は気になる大浴場とレストランをご紹介。

地下の大浴場の驚きの仕掛け

「京都グランベルホテル」には、実は大浴場があるんです。地下にある大浴場「KOMOREBI　こもれび」には、このホテルにしかないちょっと仕掛けがあるんです。

大浴場自体は地下にあるので、太陽光は入りません。しかし、ここでは「太陽光」を感じられるLED照明が使われているんです。

その日の時間に合わせてこの照明の明かりは変わるそうですが、朝風呂をすると、写真のように天窓から日差しが入っているような気分になれるということなのです。物理学者が考え出したという、この照明、朝と夜の違いをチェックしてみてくださいね。

浴槽はかなり広々としていて、しっかり足を伸ばして肩まで湯船につかることができます。京都を歩いて疲れた身体や足を癒すのなら、ぜひ大浴場を利用してみてください。

朝食では京都の名物料理が

朝食は、1階ロビー横のレストラン「TAKEDOKORO　竹処」でいただくことができます。

朝食以外の時間はレストランの営業はしておらず、自由に使えるサロンとなっています。明るい日差しが入り気持ちよい空間です。

また、バー「KONJIKI　金色」もあり、夜はこちらでお酒もいただけるそうですよ。

レストランで頂ける朝食は和洋折衷で、ビュッフェスタイル。好きな料理を好きなだけいただけます。

何よりも嬉しいのが、京都ならではの料理がいただけるということ。お豆腐や、おばんざい、漬物も豊富にそろっています。

他にも、スパゲティーがあったり、カレーがあったり、しっかりしたサンドイッチなどもあるので、洋風の朝ごはんをいただきたい人も、満足ができると思います。

朝食の締めには、抹茶のわらび餅を。しっかり朝食でエネルギーを蓄えて、京都の街へ飛び出しましょう。

どこに行くのにも便利！

今回は、試泊ということで宿泊させていただきましたが、部屋もちょうどよい大きさで、居心地がよく気持ちよく滞在ができました。なによりも、ホテルの場所がいい！ 京都観光に行くならどこに行くのにも便利なので、オススメです。

これからの夏休みや、紅葉シーズンに向けて、早めの予約を。

[All Photos by Kaori Simon]

西門香央里

Kaori Simon ライター＆フォトグラファー

東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。