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【バルト海の真珠】世界遺産のラトビアの首都「リガ」に行くべき6つの理由

Posted by: 春奈
掲載日: Sep 3rd, 2017. 更新日: Aug 20th, 2023
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その美しさから「バルト海の真珠」とたたえられるラトビアの首都・リガ。歴史的な街並みは、「リガ歴史地区」としてまるごと世界遺産に登録されています。

バルト三国最大の都市だけあって、歴史都市の情緒と都会の躍動感が共存するこの街には魅力がいっぱい。いま気になる、リガに行くべき6つの理由をお伝えしましょう。


中世の面影が残る旧市街

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由

リガ観光の中心となるのは、1211年に建設が始まったリガ大聖堂をはじめ、中世の建造物が多く残る旧市街。壮麗な建造物の数々は、ハンザ同盟都市として栄えた当時のリガの雰囲気を今に伝えています。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由

こぢんまりとした街ながら、狭い路地が張り巡らされたリガの旧市街は、思いのほか複雑。歩いているうちに大小の広場に遭遇し、それぞれでまったく異なる風景が楽しめます。

オレンジ色をした個性的な外観の建物、ブラックヘッドの会館が建つ市庁舎広場は、中世の時代には、祭りや市の条例の布告、系の執行などが行われたリガの中心地でした。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

リガの旧市街を歩けば、その多彩な風景に驚かされるはず。中世の足音が聞こえてきそうな、ひっそりとした路地を散策するのもまた、楽しいものです。

世界屈指のユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

リガの見どころは旧市街だけにとどまりません。リガは世界屈指のユーゲントシュティールの都で、リガ中心部にある建物のおよそ3分の1がユーゲントシュティール建築です。

ユーゲントシュティールとは、19世紀末から20世紀初めにかけてドイツ語圏で花開いた世紀末美術の傾向のこと。フランス語で「アールヌーヴォー」と言ったほうがなじみがあるでしょうか。

ユーゲントシュティールの全盛期とリガの建築ブームが重なったために、ヨーロッパでも類を見ないほどの見事なユーゲントシュティール建築群が生まれることになったのです。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

リガでもっとも見ごたえのあるユーゲントシュティール建築が集まっているのが、新市街のアルベルタ通り周辺。動物や植物、表情豊かな人面といった、独特の装飾が施されたユーゲントシュティール建築は見ていて飽きることがありません。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

アルベルタ通りには、内装や調度品を含め、まるごとユーゲントシュティールの世界観に触れられる「ユーゲントシュティール博物館」もあります。摩訶不思議でどこか奇妙、それでいてエレガントなユーゲントシュティールの世界を堪能してみては。

東ヨーロッパ最大級の市場

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

市場散策もリガの楽しみのひとつ。中央駅やバスターミナルにほど近いリガの中央市場は、毎日8~10万人が訪れるという東ヨーロッパ最大級の広場です。

リガの中央市場がこれほどまでに大きい理由。それは、この市場にあるドーム型の建物が、もともとドイツのツェッペリン飛行船の格納庫だったからなのです。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

屋外市場では色とりどりの野菜や果物が並び、屋内はドームごとに、肉のコーナー、魚介類のコーナー、乳製品やパン・菓子類のコーナーなどに分かれています。

食品のみならず、衣類や薬、本、園芸用品まで売られていて、庶民の日常に必要なものは何でも揃うといっても過言ではないほど。迷宮のような巨大市場は、歩くだけでもわくわくします。

「バルト海の真珠」の絶景

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由

「バルト海の真珠」と呼ばれるだけあって、リガの風景は感動的な美しさ。なかでも絶景スポットとして名高いのが、13世紀に建てられた聖ペテロ教会です。

聖ペテロ教会の塔の高さ123メートル。展望台があるのは72メートル地点で、そこまでエレベーターで簡単に上がることができます。

展望台からは、さえぎるもののない360度の大パノラマが広がっています。とりわけ、カラフルな建物のあいだから端正な尖塔が顔をのぞかせる旧市街の風景はうっとりするほどの美しさ。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

新市街に点在するユニークな近現代建築も、リガの街並みにスパイスを加えています。

ハイセンスなラトビア雑貨

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

バルト三国を旅すると、自然豊かな北国らしい、手作りのぬくもりあふれる雑貨の数々に出会えます。しかも、バルト三国でもっともおしゃれなお店が揃うリガなら、伝統的なモチーフや素材をモダンにアレンジしたハイセンスな雑貨が手に入るのです。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

リガの旧市街には、昔ながらの土産物屋とは一線を画したこだわりのショップが点在しています。世界遺産の歴史地区で、おしゃれ雑貨ハンティング。これもリガの醍醐味です。

歴史的建造物を改装したおしゃれカフェ

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

リガにはレトロな老舗カフェから、トレンドのスペシャリティーコーヒーショップまで、多彩な顔ぶれのカフェがそろっています。特に注目したいのが、歴史的建造物を改装したおしゃれカフェ。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由
(C) Haruna Akamatsu

旧市街にある隠れ家的なおすすめカフェが「パルナースィム(Parunāsim)」。聖ヤコブ教会の建物の一部を改装してオープンしたカフェで、「旧市街でもっともロマンティックなカフェ」を称しているだけあって、店内はムード満点。歴史的建造物ならではのクラシカルな雰囲気と、現代のヒップな雰囲気が見事に融合しています。

手作りのケーキもおいしく、ゆっくりとティータイムを楽しみたいときにぴったりです。

「バルト海の真珠」、世界遺産のラトビアの首都・リガに行くべき6つの理由

ひとことでは言い表せない、さまざまな魅力をあわせもった世界遺産の街・リガ。簡単にはその全容がつかめない気がするからこそ、もっと惹かれてしまうのです。

「Parunāsim」
住所:Maza Pils iela 4, Riga
https://www.facebook.com/parunasim/

[Photos be shutterstock.com]

春奈

Haruna ライター
和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。


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