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海外でも通じる日本語には「Sushi」「Karaoke」「Zen」などがありますが、「Hentai(※日本発のポルノ漫画やポルノアニメのこと)」や「Bukkake」などのアダルト用語も定着しています。オンライン版のオックスフォード英語辞典で調べてみると、どの単語も載っているんですよ!
ストイックに精神力を鍛える「Zen」とは対極にある、日本のポルノ。ですが、どちらも海外では認知度が高いのです。不思議だと思いませんか?
世界で5本の指に数えられるポルノ大国
1928年創刊の歴史あるビジネス雑誌「カナディアン・ビジネス」オンライン版によると「日本、中国、韓国、アメリカはポルノ市場を牽引する、世界の4大マーケット」だそうで、国内の2014年度のアダルト市場を調べた矢野経済研究所の調査では「アダルト向け市場は名目GDPの約1/10を占める極めて巨大な市場」としています。外国人が日本発のポルノに触れる機会が多いことに、納得。
ポルノサイトで人気の「ジャパニーズ」
外国人に日本人のイメージをたずねてみると「礼儀正しい」「控えめ」などのほか、「エキゾチック」もよく挙がるポイントです。特に日本のことを知らない欧米人目線で考えると「日本人は未知なる国の人。その生態がよく分からないから、魅惑的でエキゾチック」という発想になるようです。
日本人の私たちからすると、ちょっと分かりにくいでしょうか? 米ポルノサイト「Pornhub」が、自社サイトのユーザー利用状況からまとめた2016年度のレポートより、分かりやすい例を挙げてみましょう。
2016年の1年間に、世界の25〜34歳、35〜44歳のユーザー(男女)が「Pornhub」でもっとも多く検索したキーワードは、なんと「Japanese」だったそうです。専門家はこの理由を「多くの人はとても身近なもの、あるいは日常生活とは真逆のシナリオを(ポルノに)求めるため」と説明しています。
海外では「芸者=着物を身につけた、官能的なエスコートガール」と勘違いしている人が多いことや、「hentai」等のサブカルチャーも、その延長線上にあると筆者は推測。だからこそ、海外の人たちは日本人(特に日本人女性)の性に興味があるのではないでしょうか?
日本人=性のファンタジー?
健全な外国人の友人たちに、性的な面での日本人のイメージを尋ねてみました。いずれも個人の意見なので、どうか気分を害されませんよう・・・。
「フランスでは制服が日本ほどメジャーじゃないからかな、(メディアで見る)制服姿の日本人女子には、ファンタジーを感じちゃうな(フランス・男性・23歳)」
「Bukkakeなんて現実ではあり得ないけど、ポルノで見ると、征服欲が満たされるんだよなぁ・・・(イギリス・男性・27歳)」
「日本人の女の子と何人か付き合ったことがあるけど、どの子も喘ぎ方が画一的だった。日本のポルノ女優みたいで驚いた。普段は大人しいのに、そのギャップにもびっくりしたよ(フィリピン・男性・25歳)」
記事の執筆にあたり、外国人女性にも同様の質問をしてみたものの「よく分からない」という回答ばかりでした。ジャパニーズ・ポルノに興味があるのは、メディアが作り上げた日本人女性像にファンタジーを感じる、主に男性たちなのでしょう。
[canadianbusiness.com]
[yano.co.jp]
[pornhub.com]
[All Photos by shutterstock.com]
Rei Yvonne ライター
子どもの頃からインターナショナルな環境で育ったこともあり、これまでにご縁のあった殿方の出身国は、イタリア、イスラエル、アラブ首長国連邦、中国、フィリピン、ドイツ、アメリカ、北インド、マレーシア、フランス、イギリスなどバラエティー豊富。ユニークな視点でみなさんの国際恋愛のお力添えができればと思っています。
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※2017年掲載の記事を大幅に加筆修正をして再掲載しております。
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