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ありえない!日本人がメキシコで驚いたこと5選〜バッグ持参で入店不可!?〜

Posted by: 坂本正敬
掲載日: Dec 12th, 2017.
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路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

今からだいぶ昔、十代のころの話になりますが、メキシコのティファナに出かけた経験があります。そのとき同行したメンバーは初海外に近い人たちだらけで、現地と日本の違いにびっくりしてしまった覚えがあります。

そこで今回はティファナという限定された土地に関する話ではありますが、メキシコで体験したカルチャーショックを当時のメンバーにも聞いて、5つにまとめてみました。

 


お店にバッグを持って入店できない

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

大きな百貨店やスーパーマーケットはもちろん、路面にある個人店であっても、メキシコでは大きいバッグを持ったまま入店できません。実際に筆者も店主にリュックサックを預けて店内を物色した覚えがあります。

聞くところによると、万引きや窃盗が少なくない土地がらのため、盗難防止のために大きなバッグを持ったままのショッピングを禁止しているのだとか。だいぶ昔の話のため、現状も調べてみましたが、今でも状況は同じみたいですね。

 

アメリカからメキシコへの入国は簡単でも、メキシコからアメリカへの出国は厳しい

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

当時はアメリカからチャーターバスでフリーウェイを走りメキシコに入りましたが、入国はあっけなく終わりました。というよりもパスポートすらチェックされた記憶がありません。

しかしメキシコからアメリカに戻る際には審査が厳重で、同じくバスでの通過だったのですが、対応が全く異なりました。長く待たされた上にバスを下ろされ、ボディーチェックから持ち物検査まで、入念に行われます。何を買ったのかも細かく調べられ、傍らでは屈強な警備員だか警察官だかが入国者一人一人に目を光らせていました。「ちゃんと出国できるかな」と不安になった当時の筆者・・・。両国の関係を肌で感じた瞬間でした。

とはいえ屈強なスタッフもこちらがやましい行為をしていないと分かると、笑顔を見せてくれます。筆者の場合は軽く談笑して打ち解けた後、去り際に握手を求めると、笑顔で手を握り返してくれました。

その男性は手を握ったまま人差し指だか中指だかを動かし、こちらの手のひらの内側を指先で何度かなでてきました。意味が分からずに笑顔を返しましたが、後に移動したロングビーチでアメリカ人に聞いてみると、「お前とチョメチョメしたい」という意味だと教えてもらいました。

次の驚きは、少し深刻なお話。
 

スラム街が実在する

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

メキシコに陸路で入国すると、間もなく露骨なスラム街が目立つようになりました。「スラム街」という言葉はもちろん知っていましたが、初海外に近い日本人旅行者たちには、初めて見る実物のスラム街に、大いに緊張した瞬間でした。粗末な建物が続き、町の壁面に落書きが増え、ゴミが路上に散乱しています。

若気の至りか、バスの中から地元の人と目が合うと、手を振っていた筆者たち一行。アメリカでは笑顔で手を振り返してくる人が多かったですが、メキシコのスラム街では言うまでもなく手を振り返す人など存在しません。射貫くような目つきでにらみ返されました。意気消沈して振った手を下した筆者たち・・・。今思えばにらみ返されるくらいで済んで、幸いだったのかもしれませんね。

 

誰もソンブレロを被っていない

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

メキシコ人と言えば、つばの部分がとても大きい麦わら帽子のソンブレロを被っている印象がありませんか? 年少のころからサッカーが好きだった筆者は、ワールドカップなどの国際大会のテレビ中継で見かけるメキシコ人が、ソンブレロを被って応援している姿を何度となく見ていました。

しかし、実際にメキシコに行くと、誰もソンブレロなど被っていません。日本人は誰もが佩刀(はいとう)し、現代でもまげを結っていると信じている北欧の年配女性に後の人生で筆者は巡り合いますが、同じように筆者たちも若かりしころ、「メキシコ人=ソンブレロを被っている」という印象を勝手に持っていたのですね。

最後は、お国柄が出る動物のお話。
 

路上に「シマウマ」が居る

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

メキシコ全土というわけではなく、ティファナ名物だと後に知りますが、メキシコには「シマウマ」が路上に居ると知り、驚いた記憶があります。しかも目抜き通りの歩道に縛り付けられたまま、観光客と一緒に写真に仲良く収まっています。

近づいてみるとシマウマではなく正体はロバ。ペンキで体にしま模様を描き込まれた悲しいロバだと同行ガイドの方が教えてくれます。ロバは寡黙で芯の強い印象がありますが、そのときのロバたちも理不尽な人間の仕打ちを受け入れて、穏やかなまなざしを遠くに投げていました。

ちなみに同行してくれた観光ガイドの方は、「絶対に触るな」とバスを降りる前に注意をしてくれました。「かわいい」と言って路上の「シマウマ」に手を触れると、それだけで番人から料金を請求される恐れがあるからだとか。今でも居るのかと調べてみましたが、ティファナの名物として健在しているみたいですね。

路上にシマウマ!?メキシコで【日本人旅行者がビックリ】した5つの出来事

以上、メキシコ旅行で日本人がびっくりしてしまったカルチャーショックを5つ紹介してみましたが、いかがでしたか? ティファナは米国の西海岸にあるサンディエゴから陸路ですぐに行ける国境の町です。走っている車、家屋の感じ、人々のたたずまいなど何もかもが一変する同国。西海岸の旅行の最中に、ちょっと違った雰囲気を異国で体験したい場合は、旅のプログラムに組み込んでみてもいいかもしれませんね。

 
[All Photos by shutterstock.com]

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。


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