カレー激戦区ともいえる吉祥寺は、欧風、インド風、タイ風、ネパール風、創作風などあらゆるカレーが楽しめます。人気店はどこも鍛え抜かれた味で選ぶのが難しいのですが、「この店のために吉祥寺に来る価値がある！」と思える３軒をご紹介。

リトル・スパイス

ここを「吉祥寺１！」と言うファンも多い、オリジナリティ溢れるカレー店。「ブラックカレー」（900円）が看板メニューですが、どれもそれぞれ独特の極みを感じるラインナップです。

個人的に推したいのは「チキンクリームカレー」（880円）。トマトの酸味と生クリームのまろやかさがもうこの上なく！ 絶品です。盛りつけも美しい。

不定休なのでふられてしまうことも多く、カウンターだけなので長居はできないのですが、それでもやっぱりまた行ってしまう、不思議なお店です。

ここでしか出会えない味、というとやはり、まずこのお店が頭に浮かぶのです。

モモ

カレーとお酒を楽しめる店を、というコンセプトの通り、お酒とともにゆったりできる居心地のよい空間。使い勝手のよいお店です。

欧風の王道カレーは吉祥寺に数多くありますが、「モモ」のカレーは飽きがこないところが魅力。トッピングも辛さもいろいろ楽しめるので、自分好みのカレーを追求できます。

©Aya yamaguchi

特に「スープカレー＋季節の素揚げ野菜」（900円）はこれでもか！ というほど野菜たっぷりで、よく煮込まれた深—い味わい。食べているうちに体がポカポカしてきます。2辛（40円）＋半熟卵（80円）がおすすめトッピングです。

サジロカフェ

「サジロ」はネパール語で「居心地が良い」という意味だそう。名前通り、初めてでもしっくり馴染んでしまう、おしゃれなネパール料理店です。

ランチの「A set」（980円）。カレー1種に、ナンorライス、サラダ、ラッシーorチャイが付いています。カレー2種の「B set」（1100円）もあります。

驚くほどマイルドなネパールカレーは、子どもでも食べられるほど。野菜本来のうまみや甘みが、体に優しく染みわたっていきます。こんなに体に優しいカレーがあったんだ、と感慨深くなってしまいます。

もちろん、辛いのが好きな方にはちゃんとカスタマイズしてくれます。チーズケーキなどのデザートもおいしいですよ。

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE（タビジン）」「イエモネ」「novice（ノーヴィス）」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。