イタリアは日本人に大人気の旅先の1つ。最近ではローマだけではなく、南イタリアへの注目も集まっています。今回は南イタリアの中でも、踵の部分に位置する、バロック建築が色濃く残る州、プーリア州のおすすめの町を紹介します。以前紹介しました、レッチェ以外にも素敵な町がたくさんあります!
バーリ(Bari)
アドリア海沿岸に位置する、プーリア州の州都バーリ。バーリを始め、プーリア州はギリシャの植民地受け、その後ローマ帝国の支配を受けたという背景があります。
ナポリのような、少し混沌とした町の姿を持つバーリ。町を歩けば、元気なバーリ人がそこら中に溢れていますよ!
オストゥーニ(Ostuni)
中世の丘上都市、オストゥーニ。アドリア海を挟んで、バルカン半島と対峙しているプーリア州は、常に海賊などの外部からの侵略の危険にさらされていました。そんな経緯で、丘上にできた町がオストゥーニ。
また、夏には厳しい暑さに見舞われるプーリア州。強い日差しに対抗するため、外壁に白い石灰を塗ります。そして出来上がったのが、真っ白な町並みです。まるでギリシャのようですよね。うっとりしてしまう眺めです。
北イタリアの暮らしに比べ、ゆっくりと、素朴な暮らしを続ける人々がまだまだ多いのが南イタリア。時を忘れて、懐かしい気持ちにさせてくれます。
オトラント(Otranto)
イタリア最東端の町の1つである、オトラント。ここは15世紀には、オスマン帝国に支配されていました。とっても綺麗な海もあり、夏には地元の人、観光客で賑わいます。
オートラント大聖堂
また、オトラントの大聖堂は見ごたえのあるモザイクで知られています。こんなに小さな町でも、十分に見ごたえのある建築物に出会えるのはイタリアならではないでしょうか。
ガッリーポリ(Gallipoli)
イオニア海に面する町、ガッリーポリ。昔から漁師町として知られています。太陽のようなプーリア州の漁師さん達もとっても元気です!
また、旧市街もとっても素敵です。ドアや窓を開けたまま、手打ちパスタを作るお母さんの姿、元気に走り回る子供たちの姿に出会えます。迷っても大丈夫、優しい地元の人が助けてくれます。
サンタ・マリア・ディ・レウカ(Santa maria di leuca)
イタリア最南端の町、サンタ・マリア・ディ・レウカ。ブーツの形をした、イタリアの踵の部分になります。
海の向こうはアフリカ大陸です!「こうして世界はつながっているんだなぁ・・」と、なんだか感慨深い気持ちにさせられます。海を眺めながら魚介料理に舌をうち、旅をしめくくるのも最高ですね。
「太陽」と「海」という言葉がどこよりも似合うプーリア州。どこにいっても、素朴で明るい人々が迎えてくれます。見どころ満載の建築、美味しい魚介料理、そして眩しい太陽を思う存分味わって欲しいと思います。プーリア産のオリーブオイルも大のおすすめです!
[All Photo by shutterstock.com]
yoko ブログライター
現在ヨーロッパで大学院生活を送る。専攻はヨーロッパ学。趣味は旅、写真、料理。美味しいご飯と美味しいお酒が大好き。格安切符を見つけては、そのへんをブラブラ。現地の日常生活に触れられるような、庶民的な旅をする事がモットー。
今行きやすい国ランキング!外国人観光客訪問数ランキングTOP10の入国緩
Aug 28th, 2022 | あやみ
欧州を中心にコロナによる入国規制がなくなりつつある今。円安、燃油高、物価上昇率などの影響が少なく、もっとも行きやすい国はどこでしょうか? 今回は、まさに今、行きやすい国TOP4をご紹介。また、2019年の外国人観光客訪問数ランキングTOP10と、それぞれの国の現在の入国緩和状況もあわせてご紹介します。
【世界冬の絶景】2026年の冬季オリンピック開催地、イタリア「コルティナ
Jan 13th, 2021 | minacono
2020年は旅好きにとって我慢の時期が続きましたね。コロナ禍で状況が刻々と変わるなか、海外旅行に明るい兆しが見えてくるよう願いつつ、冬ならではの絶景が楽しめる地を美しい写真とともにお届けします。今回ご紹介するのは、イタリアの山岳リゾート「コルティナ・ダンペッツォ」です。世界自然遺産の「ドロミーティ」の一部であり、2026年の冬季オリンピック開催地に選ばれたエリア。スキーなどのスノースポーツが楽しめるほか、絶景が楽しめるポイントも点在しています。
【いつか見に行きたい世界の春絶景】幻想的に咲き誇る藤の花のトンネル・フィ
May 7th, 2020 | minacono
外出自粛により、今年の春は自分だけの時間で桜の景色を楽しんだ人も多いのでは?海外ではどんな春を迎えているのでしょう。いつか見に行きたい世界各地の春の絶景を特集でお届けします。今回は、イタリア・フィレンツェの「バルディーニ庭園」です。敷地内の一角には、春になると藤の花が美しく咲き誇ります。見事な藤色のトンネルや、フィレンツェを一望する高台からの景色も圧巻ですよ。
ローマと深い関係が!?トスカーナの中世都市シエナの「白と黒」の謎に迫る【
Mar 15th, 2020 | 川合英介
ローマとフィレンツェの中間にあるトスカーナの中世都市シエナ。この街では白と黒のコンビネーションがとても重要な意味をもっているそうです。例えば、カテドラルに一歩足を踏み入れると、白と黒のストライプに目を奪われます。また、街の至る所で白と黒の紋章が目につきます。なぜ、この白と黒がシエナの街にとって重要なのか、その謎に迫ります。
イタリア旅行で見逃せない!ミケランジェロの神業によって生まれたフィレンツ
Feb 6th, 2020 | 川合英介
フィレンツェの色といえば何色を思いだしますか。多くの人は、大聖堂のドームの屋根の瓦の色、赤茶けたオレンジを思い浮かべるかもしれません。実際、フィレンツェの街を歩いてみると、大理石の色が強く印象に残りました。特に大聖堂の壁は白とピンク、緑の大理石で覆われていて、派手な印象です。今回はフィレンツェでミケランジェロを巡る旅をご紹介します。
知ってた?レモンづくしの街「リモーネ」、名前の由来はレモンというわけでは
Jan 4th, 2020 | 川合英介
イタリア最大の湖、ガルダ湖の西岸にある小さな街、リモーネ。かつてレモン栽培で栄えた街は、レモン博物館を筆頭に、街路表示にレモン、店にはレモンのリキュール、レモンチェッロやレモングッズが並び、まさにレモンづくし。ところが、どうやら名前の由来はレモンではないらしい!?レモンの香に包まれた小さな街の魅力をご紹介します。
湖畔の城で誓う永遠の愛!マルツェージネの「スカリジェロ城」って?
Dec 25th, 2019 | 川合英介
ロミオとジュリエットの時代、イタリア北部の都市、ヴェローナ一帯を支配したデラ・スカラ家。その出城、スカリジェロ城が、ガルダ湖の小さな街、マルツェージネにあります。素晴らしい風景に囲まれたこの城では挙式することができます。
旅漫画「バカンスケッチ」【59】これぞ絶景!?
Jul 24th, 2019 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、水の都と称されるイタリアの都市、ベネチアでのこと。名物のゴンドラに乗ってはみたものの、ゴンドリエーレさんがイケメン過ぎて、観光できなかったという筆者・・・。そんな経験をしたことは、ありませんか?
旅漫画「バカンスケッチ」【50】人類、永遠の浪漫
May 22nd, 2019 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回もイタリアのポンペイ遺跡でのこと。実は性愛にとても大らかな都だったそうで、お子様には見せられない落書きやフレスコ画があちこちで発掘されているのです。中でも驚愕なのが・・・!?
旅漫画「バカンスケッチ」【49】ダイレクト過ぎやしませんか
May 15th, 2019 | たかさきももこ
“バカンス”を“スケッチ”するちょっとおバカな旅漫画「バカンスケッチ」。今回は、イタリアのポンペイ遺跡でのこと。またもや石畳に彫られた、ダイレクトすぎるある場所への道しるべを発見。思わず赤面しそうになる、その絵とは・・・!