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失敗作が集まればアートに。もうすぐ完成?巨大なゴミ箱「アート・ビン」

ライター: 釜井知典
更新日: Jun 16th, 2017

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook

アートに失敗はつきもの。そしてこの世界で長く活動をしているアーティストたちほど、多くの失敗作を経て素晴らしい作品を生み出しています。そんなアーティスト達の失敗作を集め、巨大なアートにしようとプロジェクトされたのが「アート・ビン」という作品です。


失敗作から生まれる”アート”


2014年8月に開幕された「ヨコハマトリエンナーレ2014」。3年に一度開催されるこのイベントでは、横浜美術館と新港ピアをメインに、世界中のアーティスト達が生み出す作品が展示されます。

その中でも、一際目を引くのが横浜美術館に展示されている巨大なゴミ箱。これが「アート・ビン」です。「アート・ビン」はイギリスのマイケル・ランディ氏の発想から生まれた作品で、失敗作や捨て去りたい過去の作品を、この場所に葬る事で完成する参加型のアートです。


存在感を感じる「アート・ビン」。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


このように、作品を投げ入れていくことで「アート・ビン」は完成します。
コラージュ作品のようなものを投げ入れているのは「アート・ビン」作者であるマイケル・ランディー氏。この作品はパブリック・コミッションに拒否された作品なのだそう。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


次々と「アート・ビン」に作品が運び込まれていきます。こちらはBUGHAUSさんの作品「ガイコツねぶた」。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


中にはこんな美しい作品まで!作者の松蔭浩之氏によると「売れた試しがないため、これを機会にお別れする」とのこと。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


数々の作品を「アート・ビン」へ投げる姿は実に豪快で、見ているだけでスカッとした気分にさせてくれるのも、魅力のひとつです。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


こうした積み重ねを経て、どんどん「アート・ビン」は作品として進化していくのです。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook

「アート・ビン」の周りには、投げ入れる姿や葬られた作品を眺める人がたくさん集まっていますね。

多くの著名人が「アート・ビン」プロジェクトに参加


「アート・ビン」に自分の失敗作も投げ入れたい!という場合、参加資格や条件はありますが、プロ・アマを問わず作品を捨てる事ができるそうです。捨てるには心惜しい失敗作がこの作品を大きくさせるという事で、数々の著名人もプロジェクトに参加しています。


中には、とんねるずの木梨憲武さんといった著名人の姿もありました。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©ヨコハマトリエンナーレ2014


茂木健一郎さんも「Free Bird」を「アート・ビン」に投げ入れるべく、参加。

失敗作で作るアート!?横浜に現れた巨大なゴミ箱【アート・ビン】
©マイケル・ランディ アート・ビン/Facebook


投げ入れられるアートは実に様々です。絵画・彫刻・モニュメントといった美術作品の他、言葉で表せないような不思議な物もあり、どのような経緯で作られたのか想像をかき立てられます。

芸術に失敗はつきもの。忘れ去りたい作品を思いっきり投げ捨てられるアートビンは、新たなインスピレーションのきっかけに繋がるかもしれませんね。イベントは11/3まで。「アート・ビン」もどれくらいの完成度になっているのか気になるところ。

また、横浜トリエンナーレでは、世界各国から集まったアーティストの作品も展示されているので、深まる秋とともに様々な芸術を堪能してみるのも良さそうです。


ヨコハマトリエンナーレ2014
開催場所:メイン会場・横浜美術館
連絡:045-663-7232
日時:2014年8月1日~11月3日 ※「アート・ビン」応募期間は10/31まで、参加希望日10日前までの申込が必要。詳しくはHP要確認。

釜井知典

Kamai Tomonori
アパレル.電材商社で働いた知識を生かし、不動産・ファッション・電機系の記事をメインに執筆。webを中心とした活動をしており、ライター以外にもコンテンツのディレクション業務や、文章の編集構成などエディターとしても活躍。

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