旅行に出掛けたら、その土地を代表するようなおいしい料理をたくさん食べてきたいですよね? もちろん変化球のB級グルメも例外ではありません。
そこで今回は富山市で誕生し、全国区の知名度を誇るようになった富山ブラックラーメンの特徴と、その名店を紹介したいと思います。北陸新幹線で富山に旅行する際には、ぜひともチェックしてみてくださいね。
富山ブラック黒醤油ラーメンとは?
(C)坂本正敬
そもそも富山ブラック黒醤油ラーメン(通称:富山ブラック)とは、どんなラーメンでしょうか? 見た目としては器の底が見えないほど真っ黒いスープが特徴で、黒しょうゆの塩辛さが突出したラーメンになります。
昭和22年に富山市の西町(にしちょう)という町にある大喜(たいき)さんという現存の老舗ラーメン屋さんが、肉体労働者の塩分補給のために作ったラーメンで、その真っ黒いスープと塩辛い味が今も変わらずに伝わっています。
さすがに塩辛過ぎて苦手な人は食べきれないかもしれませんが、逆にはまってしまった人は、ご飯の“おかず”に毎日食べています。人ごとですが、塩分の取り過ぎが心配になるほどです・・・。
元祖の味を楽しむか、食べやすい富山ブラックを味わうか?
(C)坂本正敬
ちなみに富山県には、元祖である西町大喜 さん(西町本店、富山駅前店、とやマルシェ店など富山市内に5店舗)の富山ブラックだけでなく、その味をもっと食べやすくした新しいラーメン屋さんもあります。
例えば麺屋いろは さんは代表格で、東京ラーメンショーにも出店して2009年から2012年、さらに2015年とV5を達成するほどの人気店です。富山県内に複数の店舗(射水店、CiC店)を持つだけでなく、海外にも直営店を持つほど。
麺屋いろはさんは京都、神奈川の海老名、東京の武蔵小山にもお店があるので、どうしても富山に足を運ぶ時間がないという方は、今度のランチにお近くの店舗に出掛けてみるといいかもしれませんね。
以上、富山を代表するB級グルメ、富山ブラックを紹介しましたが、いかがでしたか? 富山ブラックを作っている方々からすれば、B級グルメという言葉は失礼かもしれませんが、いずれにせよ旅の1つの目標にもなってくれるので、ぜひともチェックしてみてくださいね。
[富山ブラック醤油ラーメン – とやま観光ナビ ]
Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(
https://hokuroku.media/ )創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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