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【インタビュー】僕にとっての旅は「生きる」という作業/写真家 竹沢うるま

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「追体験の旅」から一歩踏み出した旅へ

ー本書の中に、情報を元にそこに向かう「追体験の旅」という表記がありますが、頭を使わずして容易に多くの情報が手に入ってしまう現代社会で、「自分らしさ」を見失わずに生きていくにはどうしたらよいと思いますか?

【インタビュー】僕にとっての旅は「生きる」という作業/写真家 竹沢うるま
(C)URUMA TAKEZAWA

結局一歩を踏み出せていないんだと思うんです。例えば、ウユニを見たという事実ではなく、そこに辿り着くまでの過程を経験したということが大切なんですよ。ウユニはきっかけでしかない。ウユニを見たということで満足して、そこの過程を切り捨ててしまう・・・それが僕のいう「追体験の旅」です。それを見ることが目的になってしまっている。本当は、その過程を得るための理由であることが大切だと思うんです。自分自身の内面性の作業というものが欠けている気がしますね。内面性の作業がかけたものが「追体験の旅」、つまり僕の定義する「旅行」になってしまうんです。

ーまるでスタンプラリーみたいですね。

そう、でもスタンプラリーでもいいんですよ。「何故そこに行きたいのか」が大事。

長い旅を「過去」にするという作業

ー本書を読み終えた後、旅行記では無く小説を読み終えたような感覚になりました。この本を書き終えた後、竹沢さんの中で何か変化はありましたか?

【インタビュー】僕にとっての旅は「生きる」という作業/写真家 竹沢うるま
(C)URUMA TAKEZAWA

「The Songlines」を書き終えたことで、長い旅がちゃんと「過去」になったんです。2〜3年長い旅をしてきた人は、それを過去にするのは難しい。「旅」が自分の日常になるから。出発する前は「日常」だった日本が「非日常」になるんですよね。それを「過去」にするために区切りをつける必要があったんです。「Walkabout」と合わせて書籍として出すことによって自分の中で整理されました。

未来も過去も今の積み重ねでしか存在し得ない。だから、僕は今のことしか考えていません。将来こうだからこうしておこうなんてわからない、5年後10年後のことは考えても仕方ないと思っています。自分自身も状況も変わる。ひとつずつ自分の面している「今」を積み重ねた方がいい。旅を終えてからそう思うようになりました。最終的に振り返ったときに「過去」ができている。それは旅もそう。

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