Posted by: 北川菜々子 掲載日: Feb 14th, 2016.更新日: Feb 12th, 2016
Les bols de jean(レ・ボル・ドゥ・ジャン)は今パリジャンに最も人気のファーストフードレストラン。パンをくり抜き器にし、その中に料理を盛りつけます。器になったパン料理は本場のフランスでは今までありそうでなかったコンセプト。この新しいファーストフードとはどんなものなのでしょうか。現地からレポートします。
フランスで人気の料理バトル番組「Top Chef」で2012年の王者に輝いたジャン・アンベールがオープンしました。ジャン・アンベールは16区にある人気レストラン「L’Acajou」のオーナー。そんなジャン・アンベールが世界的に展開するブーランジェリー「メゾン・カイザー」エリック・カイザーとLes bols de jeanを立ち上げました。
Les bols de jeanのこだわりの素材
Les bols de jeanのパンは勿論メゾンカイザーのものを使用。肉は質にこだわりを持つ、星付きレストラン御用達の有名肉屋のユーゴ・デノワイエのものを使っています。野菜はマルシェの新鮮なもの。素材そのものだけでも、ファーストフードとは思えないほどのこだわりぶりです。
Les bols de jeanのメニュー
Les bols de jeanのメニューの中でおすすめはBol de chefです。フランスの伝統料理、仔牛のクリーム煮、ブランケット ド ヴォー(blanquette de veau)がパンの中に入っています。仔牛は先ほど紹介したユーゴ・デノワイエから仕入れたものを使用しています。仔牛そのものの味も味わい深くて、それがクリームと焼きたてのパンに入って出てくるのですから、美味しくないわけがありません!
もう一つのおすすめは、Retour de Marché。 Marché(市場)で仕入れた野菜を使ったレシピです。パンの中にポーチドエッグや穀物のキヌアが入り、ポティマロンという甘いかぼちゃのピュレが入ったもの。かぼちゃの甘みが優しくて、ほっとするお味です。