近年、古き良き風情香る貴重な下町として、谷中・根津・千駄木周辺は、“谷根千（やねせん）”の愛称で注目を浴びています。休みの日にゆったり過ごすにはうってつけの街ですよね。
でもそんな風に思っているのは人間だけではありません。大勢の猫達も谷根千でのんびりゴロゴロしているんだとか。なので、今回はそんな情緒あふれる下町のニャンコに会いに行ってみます！

まずは根津神社でお参り！

根津駅と千駄木駅から徒歩5分ほどの距離にある根津神社は、1900年前にヤマトタケルが創建し、夏目漱石や森鴎外らが腰掛けた「文豪憩いの石」があり、司馬遼太郎が「閑寂な境内・剛健な建築」と形容したという、なかなか凄い逸話を持つ神社です・・・

谷根千に訪れた際には、ぜひ古より伝わる崇高なパワーを授かりましょう！

情緒時々猫！

では、根津から谷中方面にのんびり歩いていきます。

何てことのない曲がり角や路地にさえ、下町ならではの情緒が染み込んでいます。

第一ニャンコ発見！何しているの？

こちらに気づいて挨拶をしに来てくれました！

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根津・千駄木方面からゆっくり15分ほど歩くと、谷中銀座に辿り着きます。人だけでなく、猫もたくさん集う場所です。

あ、これから猫集会に向かうみたいですね。

谷中周辺は寺院がとても多く、山門でお利巧にしている猫もよく見かけます。

しばらくこの猫を見ていましたが、ずーっとこうして行き交う人々を静かに見守っているのです。もしかして猫神様？？ 寺院だし違うか・・・

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猫神様現る！

もう少し日暮里駅の方に歩いていくと、徳川慶喜公の墓地があることや、桜の隠れ名所として知られる谷中霊園の入り口に差し掛かります。

霊園内には天王寺という素敵な寺院があります。

こじんまりとした寺院ですが、とても居心地の良い空間で思わず長居してしまいます。

さて参拝しましょう。ん？？　何か・・・いる・・・

ね、猫神様っ！！

しばらく離れて見ていたのですが、ずーっとこの態勢のまま気持ちよさそうにお眠りになられていました。（ここは寺院ですからね！仏様と仲良くして下さいね！）

天王寺の有名な猫なのかと思い調べてみたのですが、特にそのような情報はありませんでした。どうやら猫神様に出逢えたことはとても幸運なことのようです。

これから猫目的で谷根千に訪れる方は、はじめに根津神社で「猫神様に出逢えますように・・・」とお願いすることをお忘れなく！ 谷中散策の際は「あふれる下町情緒！どこか懐かしいノスタルジックな谷中グルメ散歩」も参考にしてくださいね。

[All photos by Ryo Yamazaki]

やまざきりょう

Ryo Yamazaki ライター

10年間ほどバンド活動に明け暮れた後、「そうか、言葉と旅が好きなんだ」と気づき、現在へっぽこライターとして邁進中。いつでも人を温もらせる言葉を放てる人になりたい。愛の意味はまだわからないけど all you need is love だと信じてる。