昨今はダイニングカー付きのグルメ列車がありますが、列車の旅の楽しみといえば駅弁。車窓から景色を眺め、日常から離れていく距離感を感じながら、駅弁に舌鼓をうつのはなんとも楽しいもの。美味しい駅弁を食べたくて、列車を移動手段に選ぶこともあるほどです。
JR東日本が「駅弁味の陣2016」を開催。約1万人の応募者から選ばれた駅弁大将軍とは、どんな駅弁でしょうか。
JR東日本は61種の駅弁の中から、東日本の駅弁最高峰を選ぶ、「駅弁味の陣2016」を開催しました。
各エリアでエントリーした駅弁に、9,304票(はがき6,880票、WEB2,424票)の応募があり、各賞が決定しました。あなたのお気に入り駅弁はランクインしているでしょうか。「あっ、この駅弁が食べてみたい」と思うものがあるかもしれませんよ。
3位 駅弁大名
(C)PRTimes/東日本旅客鉄道
総合評価が3位の駅弁大名は、宮城県「女将のおもてなし弁当〜鳴子温泉編〜」でした。「女将のおもてなし」のネーミングが気になりますが、実際に鳴子温泉の女将が監修したそうです。いわな塩焼き(宮城県産)、伊達ざくら豚(古川産)とキャベツ塩炒め、しそ巻き(大崎産)、凍み豆腐(岩出山産)、饅頭麩(鳴子産)など、宮城の特産がぎっしり。栗・きのこ・古代米の3種類のおにぎりは、色々味見したい欲張りな私たちにピッタリですね(笑)。
宮城県 「女将のおもてなし弁当〜鳴子温泉編〜」
販売元:株式会社 日本レストランエンタプライズ 仙台調理センター
価 格:1150円
2位 駅弁副将軍
(C)PRTimes/東日本旅客鉄道
総合評価が2位の駅弁副将軍は、青森県「津軽海峡にぐ・さがな弁当」でした。「津軽海峡マグロ女子会」監修で、掛け紙の「マグ女新聞」もユニーク。駅弁を食べながら、眺めてみましょう。中央を津軽海峡に見立て、青森の肉、道南の魚の海陸両方のグルメが楽しめるのが嬉しいですね。「棒タラ甘露煮」「酢イカ」「杏の梅漬け」「リンゴのシロップ漬け」など郷土食も嬉しいもの。
青森県 「津軽海峡にぐ・さがな弁当」
販売元:有限会社 幸福の寿し本舗
価 格:1300円
1位 駅弁大将軍
(C)PRTimes/東日本旅客鉄道
総合評価が1位の駅弁大将軍には、秋田県「比内地鶏の鶏めし弁当」が選出されました。昨年度の「鶏めし」に引き続き2年連続受賞です。比内地鶏のがらスープで炊き上げたご飯の上に、比内地鶏のそぼろ、ほぐし玉子、地鶏の塩焼きがどーんと。鶏好きには堪りませんね。
秋田県「比内地鶏の鶏めし弁当」
販売元:株式会社 花善
価 格:1200円
味覚賞
「味」の評価が最も高かった駅弁
(C)PRTimes/東日本旅客鉄道
「味」の評価が最も高かった駅弁に与えられる味覚賞は、群馬県「上州牛ステーキ弁当」。ご飯を覆い尽くすピンク色の分厚い上州牛は、やわらかく、ジューシー。噛むほどに上州牛の肉の旨みを感じられます。駅弁の域を超えた、ゴージャスなミディアムステーキのお弁当。
群馬県「上州牛ステーキ弁当」
販売元:株式会社 荻野屋
価 格:1500円
初陣賞
今回初出品で、最も評価が高かった駅弁
(C)PRTimes/東日本旅客鉄道
今回初出品で、最も評価が高かった駅弁に与えられる初陣賞は、山形県「三味牛肉どまん中」。人気駅弁「牛肉どまん中」は、2013年の駅弁大将軍に選ばれています。今回の新作は醤油・味噌・塩の「三味」牛肉を楽しめます。おなじみの甘辛醤油味、ピリ辛の味噌味、爽やかな塩味。「牛肉どまん中」ファンは、ぜひ試したい新作です。
山形県「三味牛肉どまん中」
販売元:有限会社 新杵
価 格:1350円
掛け紙賞
「掛け紙のデザイン」の評価が最も高かった駅弁
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「掛け紙のデザイン」の評価が最も高かった駅弁に与えられる掛け紙賞は、神奈川県「大船軒サンドウヰッチ」。明治32年に日本で最初に発売した当時は、ハイカラな贅沢品のサンドイッチを駅弁にしたことが大きな話題になったそうです。サンドイッチ用のロースハムを自家製造するために「鎌倉ハム富岡商会(明治33年創業)」が生まれたという、歴史のある駅弁サンドイッチ。
神奈川県「大船軒サンドウヰッチ」
販売元:株式会社 大船軒
価 格:530円
思い出賞
「旅の思い出」として評価が最も高かった駅弁
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「旅の思い出」として評価が最も高かった駅弁に与えられる思い出賞は、静岡県「いなり寿し」。
伊東駅最初の駅弁といわれ、伊東に行ったら必ず買うというファンもいるほど。毎年秋開催の明治神宮例大祭に献上の逸品。1000円以上の駅弁が多い中、手ごろに買える価格も良心的。シンプルイズベストです。
静岡県「いなり寿し」
販売元:株式会社 祇園
価 格:600円
61種類のキラ星のように輝く駅弁の中から選出された駅弁は、いずれも逸品。この駅弁を現地まで行かなくても、東京、新宿、上野、大宮、仙台の各駅構内で買えます。詳しくは、こちらをご覧ください。早速、今日にでも気になる駅弁を買いに行きたくなりますね。
歴代の「駅弁大将軍」は、こちら。
[JR東日本 駅弁総選挙 「駅弁味の陣2016」 結果発表]
[JR東日本 2016駅弁大将軍決定]
[A photo by Shutterstock.com]
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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