カスタマー評価が高いものしか置かない

アマゾン書店で、表紙を見せて本が置けるのは、カスタマー評価の高いもの（4.0以上）しか置かないため。1冊読み終えてガッカリ、ということが避けられるのは嬉しいもの。店側も消費者に選ばれた本のみ置くことにより、無駄な在庫を抱えることも少なくなります。

「人生で10代のうちに読んでおきたい100冊」には、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」や、ダグラス・アダムスのThe Ultimate Hitchhiker’s Guide to the Galaxy（銀河へのヒッチハイカー案内　銀河シリーズ5冊をまとめた究極版）が見かけられました。

最先端テクノロジーを展示

通販で見かけて気になっていた最新ガジェットを、手にとって試してみることも出来ます。

手にとった本を、座って眺めることもできます。

陳列棚に価格表示はない

店内のスキャナーでチェック

バーコードを読ませると・・・

一般価格（黒字/下段）とPrimeメンバー価格（赤字/上段）が表示されます。

本の価格は、値札や陳列棚には表示してありません。バーコードを店内のスキャナーでチェックするか、アマゾンの携帯アプリを立ち上げると、チェックできます。価格は一般価格とPrimeメンバー価格（年間99ドル）が表示され、メンバー価格だと半額近くになります。

キャッシュレスでお会計

お会計はクレジットカード払いかアマゾンの携帯アプリで決済。現金は取り扱い不可です。

今後34丁目店（エンパイアステートビル近く）が今夏オープン予定、ニュージャージーにもできる予定。

筆者は新卒時洋書系大型書店で事務をしていましたので、書店というと気になりますね。書店は在庫、落丁などの返品、万引きの問題などがあります。そのため、通販の方が問題が少ないかなと思っていたのですが、アマゾンは違う考えがあるようです。

アマゾンは本屋で様子を見て、食品や雑貨の実店舗進出も考えているそうです。通販で収集したデータを元に、ターゲットを絞り込んだ商売をするつもりなのでしょう。大型通販のリアル店舗がニューヨークおよび世界のビジネスにどういった影響を与えていくのか、気になるところではあります。

[All photos by Hideyuki Tatebayashi]
　
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青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。