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夏の終わりのノスタルジア。ブルックリン「コニー・アイランド」【現地ルポ】

Posted by: 青山 沙羅
掲載日: Aug 26th, 2017.
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夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

夏になるのを楽しみに待っていたのに、ニューヨークの夏が終わるのは、なんて早いのでしょう。夏が行って欲しくなくて、終わってしまうのが寂しくて。夏の終わりは、いつも切ないですよね。


夢で見たような景色

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

庶民のニューヨーカーが大好きな、レトロ感満載のブルックリン コニー・アイランド。マンハッタンのミッドタウンから、地下鉄に揺られて小1時間ほど。ブルックリンの最南端にあるコニー・アイランドは、ビーチがあって、遊園地があって、海岸線に沿ってボードウォークがあります。いつか夢で見たような懐かしさ。不思議さと怪しさがほんのり漂う、異次元の世界。

ネイサンズなしにコニー・アイランドは語れない

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

コニー・アイランドといえば、ネイサンズ(Nathan‘s)。あちこちにチェーン店展開しているけれど、コニー・アイランドの本店は雰囲気があります。地下鉄で揺られた終点駅を降りて目の前。お腹が空いたところに、ホットドッグが誘惑します。独立記念日(7月4日)には、ホットドッグの大食い大会が行われますよ。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

ちょっとしょっぱめのソーセージを挟んであるホットドッグにはマスタードをたっぷり、チーズとベーコンをどっさりのせたフレンチフライ(ポテトフライ)。お腹を満たさなきゃ、目一杯遊べません。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

Coney Island – Stillwell Avenue駅前の本店と、ボードウォーク沿いの2店舗あります。夏はいずれも長蛇の列で、ホットドッグにありつくのに苦労しますよ。

コニー・アイランド本店(CONEY ISLAND NATHAN’S FAMOUS)
1310 Surf Ave
Brooklyn, NY 11224

ボードウォーク店(BOARDWALK NATHAN’S FAMOUS)
Boardwalk
1205 Boardwalk
Brooklyn, NY 11224

[Nathan‘s  https://nathansfamous.com]

次はコニー・アイランドのインスタ映えしそうなスポットです。

インスタ用に使えるグラフィティ

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

インスタなどのSNS対応用グラフィティ。コニー・アイランド上陸の記念にどうぞ。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

人気のグラフィティは、なかなか人がどいてくれません(苦笑)。

庶民にダントツ人気のビーチ

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

世界の皆さまが想像するオシャレなニューヨークとは程遠い、イモ洗いの庶民ビーチ。夏は、タイムズスクエアと変わらないくらいの混みようです。ビーチの海水は冷たく、想像通りそれほど綺麗ではありません。庶民的でないビーチを求める方は、有料のLong beachやJones beachに行きますね。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

地道な生活を送るニューヨーカーのリゾート地。各国民族がビーチに集まり、砂浜に転がったり、海水に浸かったりしています。海水はかなり冷たいので、泳ぐというよりはちょっと浸かるという程度ですね。夏季は毎週金曜日(6月中旬から9月初旬まで)に花火が上がります。こんな素敵なビーチが、他のどこにあると言うのでしょう。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

買い食いは、夏の楽しみでもあります。ホットドッグやロブスターロール、フレッシュなはまぐり(クラム)など。

ニューヨーク・ブルックリンバージョンの「浅草花やしき」!?

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

コニー・アイランドの海辺にある遊園地。入場料は無料。アトラクションに乗る時に、代金を支払います。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

遊園地に近づくと、Coney Island Cyclone(コニー・アイランド・サイクロン)からの絶叫が聞こえます。1927年デビューのビンテージのローラーコースター。日本最古は、1953年の浅草花やしきのローラーコースターですから、26年も歳上なのですよ。木製の90歳ローラーコースターは揺れが激しく、スリル満点。ニューヨークの歴史的建造物指定。1回$10.00(2017年8月24日現在)。

Coney Island Cyclone(コニー・アイランド・サイクロン)
http://lunaparknyc.com/attractions/cyclone/

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

The WONDER WHEEL(ワンダーホイール 大観覧車)は1920年製で、ニューヨークの歴史的建造物指定。見た目の平和さと違って、スリルいっぱいの観覧車。どのように怖いかは、乗ってからのお楽しみ。1回$8.00(2017年8月24日現在)。

The WONDER WHEEL  http://www.wonderwheel.com/

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

Polar Express(ポーラー・エクスプレス)は、ライブDJ付きのクラブ型(?)アトラクション。ダンスミュージックで踊りながら乗れます。
進行方向と逆に回ることも。1回$10.00(2017年8月24日現在)。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

Ghost Hole(ゴーストホール)は、お化け屋敷。1回$7.00(2017年8月24日現在)。

Freak Show(フリークショウ) 見世物小屋

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

昼間は建物内で営業していて実演付き、入場料$10.00(2017年8月24日現在)。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

夕方になると向かい側のテント内に移ります。展示だけ。入場料は$3(2017年8月24日現在)。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

見てみたい気もするけど、怖いのが苦手なので入りません。怪しい看板を眺めるだけでも、価値あり。

夏の終わりのノスタルジア ブルックリン コニー・アイランド

コニー・アイランドの中で、一番好きなボードウォーク(Boardwalk)。3マイル(5KM弱)の海岸沿いに続く、木製の遊歩道です。遊び疲れた夕暮れ時、潮風に吹かれながら歩くのは気持ちの良いもの。時にベンチに座って、時に波音に耳を傾けて。そぞろ歩きを楽しみます。

現実であって、非現実なコニー・アイランド。1時間強地下鉄に揺られてたどり着く、ニューヨークのワンダーランド。ノスタルジア漂うコニー・アイランドは、夏の終わりが良く似合います。

■コニー・アイランド Coney Island

所在地: Stillwell Avenue & Surf Avenue, Brooklyn, NY 11224
地下鉄: D, Q, N or F train to Coney Island – Stillwell Avenue.(終点)
ウェブサイト: http://www.coneyisland.com
マンハッタンのミッドタウンから 45 – 60 分

[All photos by Sara Aoyama]
 

青山 沙羅

sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。


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